鹿児島市立美術館で特別企画展「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリティの世界~」が始まっています。
チラシもチケットもかわいくて、楽しみにしていました。
1912年から1926年の大正時代(今から約100年前!)のものを中心に、本の装幀、雑誌、絵はがきなどの印刷物が展示されています。
私は会場内では説明の文章をほとんど読まずに、心が惹かれたものをじっくり観るのですが、まず惹かれたのが「本の装幀」!
今、私が持っている本の大半は、表紙はツルツルとした紙で見返しは真っ白。ですが、展示されていた本は、表紙は紙であったり布であったり様々で、見返しもデザイン性の高いもので、読まずにそのまま保管しておきたくなる美しさでした。
それから、時代のかおりを感じる絵はがきやポスター。
個人所蔵の”絵封筒”は復刻してほしくなるほど。(欲しい)
鹿児島出身の黒田清輝、藤島武二、和田英作、橋口五葉などの油絵は今までも多く観てきました。本の装幀や広告、帝国劇場の舞台背景や三越のポスターなどを意識して観たのは初めてでした。
遠くから観たり、近くから観たり、横から観たり、下から観たり。心惹かれたのはなぜだろう、どこだろうと考えたり。感覚で楽しんだ後に図録等をみて、「あぁそういうことだったのか」と思うこともしばしば。
今回の展示をみて、「私は輪郭線のない絵に憧れつつも、輪郭線のある絵が好きなのかも」と気づきました。
楽しみ方は、人それぞれ。
気軽に足を運んでみてくださいまし。
鹿児島市立美術館
鹿児島市城山町4-36
9:30~18:00(入館は17:30まで) 月曜休館
鹿児島市立美術館|鹿児島市
10月11日(日)まで開催されている”夏の所蔵品展”にある、木村探元の『富嶽雲烟之図』もおすすめ。墨一色なのに空間の広がりや富士の雄壮さを感じられます。向かい合ってしばし立ち尽くしました。
昼間に軽トラックに乗って肉体労働をした後、着替える時間がなかったので、”乙女”とも”モダン”ともほど遠いTシャツ・スニーカー・リュックで行きました・・・(-_-;)
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