合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

生物多様性と新型コロナウイルスの研修会

お昼頃、雪がちらついていました。

鹿児島市役所

鹿児島市役所本庁の入り口あたりを見たら、ちらついている雪が少し見えませんか?

話は変わって。午後は、鹿児島市議会議員研修会でした。

市議会 研修会

第1部は、鹿児島県環境技術協会環境企画・普及課長の清水健司さんによる『生物多様性とは~私たちの暮らしと命を支える生きものの恵み~』のお話。

私たちの暮らしを支えてくれている自然の恵みは、さまざまな生きものによってもたらされています。

【生物の多様性とは】
①種類の多様性
生物の種類が多いということを大切にする。(バランスが保たれる、命が維持される)

2014年はニホンウナギやタイヘイヨウクロマグロ、2016年はトナカイ・コアラ・キリン、2020年はマツタケが絶滅危惧に。これまで普通に見られた生き物が、経済的にも大事な生き物が絶滅危惧になっています。

自然界全体では、毎年1~10種の生物が絶滅しているそうです。(平均毎年2種)

②遺伝子の多様性
ひとつの種類の中にもいろいろな個性があることを大切にする。(品種の豊かさ、絶滅しないため)

③生態系の多様性
いろいろな環境があることを大切にする。(いろいろな生きものが住めるようになる)

生物多様性を守る取り組み】
SDGsの指標のひとつであり、生物多様性条約もあります。一昨年は国連総会が「国連生態系回復の10年(2021~2030年)」を宣言しました。

日本では2008年に生物多様性基本法が施行され、生物多様性国家戦略が策定されています。

それに伴い、鹿児島県では生物多様性鹿児島県戦略(2014~2023年度)、鹿児島市では生物多様性地域戦略(2014~2021年度)が策定されています。※鹿児島市では、現在、第2次鹿児島市生物多様性地域戦略の改訂作業中。

生物多様性保全し、生物多様性の恵みをいかすために、一人ひとりがそれぞれの役割を果たしていくことが重要です。そのためには、やはり”知ること”も大切なわけで。

・・・もう少しかみ砕いてお伝えできるようにします。

市議会 研修会

第2部は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科教授の西順一郎さんによる『新型コロナウイルス感染症の現状と今後の感染対策』のお話。

ウイルスと細菌の違い、ウイルスの構造などの説明から始まり、高校時代の生物の時間を思い出しました。

以下、かいつまんで書きます。

コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、アルコール消毒が有効で、胃酸や胆汁酸に弱い。手指消毒は、(一般の方は)流水と石鹸による20~30秒の手洗いで十分。

重症化の可能性のある基礎疾患は、糖尿病、心疾患、呼吸器疾患、腎臓病、高血圧、極度の肥満、(喫煙)。

PCR検査陰性は、ウイルスがいないということではなく、一定の量以上のウイルスがいないということ。無症状の場合、PCR陰性でも感染していないとは言えず、感染リスクが高くない無症状者へのPCR検査は弊害の方が多い。

感染者の約8割は他人に感染させておらず、感染経路は接触感染よりも飛沫感染の方が多い。

発症しない無症状病原体保有者からは、通常の接触ではほとんどうつらない。家庭での同居、「密閉・密接・密集」の状態、狭い部屋での長時間にわたる会話・発声などの特殊な状況で広がる。

基本的な感染対策を徹底しよう。
→こまめな手洗い、人にうつさないためのマスク、3密をつくらない、体調不良のときは登校・出勤しない、バランスのとれた食事と十分な睡眠、ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ等。

マスクは人に飛沫を広げないため。できるだけ不織布マスクを優先して使用。(ウレタンマスクは花粉症予防目的であるため飛沫は通過する)

新型コロナ対策は、過剰にならず、油断しない。
COVID-19には誰でもいつかかかる。差別・偏見ではなく、寛容の気持ちを大切に。

以上。

昨日から1都3県で緊急事態宣言が出されました。(~2月7日)
隣県の宮崎県の一部でも緊急事態宣言が出されています。
感染拡大を踏まえた県民の皆さまへのお願い:宮崎県新型コロナウイルス感染症対策特設サイト

油断することなく、基本的な感染対策を徹底して過ごしてまいりましょう。

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