合原ちひろの絵日記@鹿児島市

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鹿児島市パートナーシップ宣誓制度の考え方(案)のパブコメ結果

市民文教員会が開催され、今年2月から3月までに実施されていた「鹿児島市パートナーシップ宣誓制度」の考え方(案)に係るパブリックコメント手続きの実施結果についての報告を受けました。

パブコメ

122人&1団体から434件のご意見をたまわり、
賛成・おおむね賛成→68人&1団体
反対・時期尚早等→52人
明確でない→2人
という結果であったとのこと。

また、今後のスケジュールは、周知期間等も考慮して決めていくとの報告を受けました。

パブリックコメントの結果については、人権啓発室、市政情報コーナー、各支所、地域公民館等、鹿児島市内166カ所にて公表されるそうです。

鹿児島市のホームページを見ましたが、まだ掲載されていませんでした。
「パブリックコメント(意見募集)」の実施状況(2年度)|鹿児島市
近日中に掲載されると思います。

【追記】見つけました。
「鹿児島市パートナーシップ宣誓制度」の考え方(案)に係るパブリックコメント手続の実施結果|鹿児島市



いただいたご意見と本市の対応を少しだけ抜粋して紹介します。

性的少数者について「典型的とされていない」という書き方があまり良くないと感じました。
→いただいたご意見や先行導入自治体の表現を踏まえ、性的少数者の定義を「性的指向異性愛のみではない者または性自認が出生時に割り当てられた性別と異なる者」と変更します。

■要綱ではなく条例で制定することは難しいのでしょうか。
→本市の制度は、市総合計画や人権教育・啓発基本計画に基づき、性的少数者の方々の支援の一環として導入するもので、市民や事業者に義務を課したり権利を制限したりするものではないため要綱とすることとしたところです。

条例制定については、今後、他都市の取り組みや条例の内容などを踏まえ、必要性も含め調査研究してまいりたいと考えます。

婚姻関係に類似した法的関係を築く手続きとしては、公正証書により任意後見契約や合意契約等を結ぶ方法があります。

なお、本制度の趣旨が適切に理解され、宣誓者が受けられるサービスが拡大していくよう、市民や事業者等の皆さんへの周知啓発に努めます。

性的少数者だけに限らず、夫婦別姓を選択している事実婚の方も含めたパートナーシップ宣誓制度であったらよいと思う。
事実婚については、住民票で妻(未届)と記載することができるなど、社会的に双方の関係性を証明する手立てがあるとともに、公営住宅に入居できるほか、健康保険の被扶養者になれるなど、一定の権利が保障されており、性的少数者の方々が置かれている状況とは異なるものと考えます。

事実婚については、今後の研究課題と考えております。

以上、抜粋でした。
令和2年度実施されたものの中でも特に多くの方がご意見をくださったパブリックコメント手続きでした。

パートナーシップ宣誓制度について、私たち一人ひとりが正しく理解するためにも、周知・啓発は非常に重要です。また、これに限らず、人権に関する学びは不可欠だと考えています。

子ども達に「どういうことなの?」と尋ねられたときに、わかりやすい言葉で伝えられるよう、私ももっと学び、そして発信していかないとな…。


明日は、都市整備特別委員会が開催されます。
鹿児島中央駅西口地区の開発について進展があったようです。委員会が終わってからブログでもお知らせしますね。

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