新型コロナウイルスワクチン接種の予約で困ってしまったご高齢の方が多かったですよね。私も相談を受けたり、サポートをしたりしました。
それ以前に、このコロナ禍で人と接する機会がより一層少なくなってしまったひとり暮らしのご高齢の方々が気になっていました。
こういうときでも、テレビ電話なら直接会うというリスクを冒さなくても、顔を見て話すことができます。あ、でも使えないみたい…(-_-;)
そこで、昨年末のNPO法人生き生きサポートシルバーエイジのお楽しみ会では、いつもの会議室ではなく、無料Wi-Fiのあるホテルの会議室を借りて、LINEの使い方に慣れてもらう機会を作りました。
そのときは、楽しそうにされていらしたのですが、後日、「あのときは出来るようになったんだけど、1回じゃ忘れるね。何回か練習しないと。」とのお声をいただきました。
えぇ。何回も練習していただきたい!!!
しかし、いつも借りる公民館やサンエールかごしまには無料Wi-Fiがないから写真や動画を撮って送ったりするのは通信料が気になっており。(皆様の料金プランがわからないので)
また、別の方から、「市民がパソコンを利用できる地域公民館と利用できない地域公民館があるのはなぜなんですか?不公平じゃないですか!」とお電話をいただいており。
地域公民館を見に行ったり、市役所の担当の方とお話ししたりした上で、今回の質疑「地域公民館におけるICT環境について」&「デジタルデバイドの解消について」となりました。
以下、質疑と答弁をざっとまとめます。
デジタルデバイドの解消について
デジタルデバイドとは、コンピュータやインターネットを使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差。情報格差とも言われます。
鹿児島市では、これまで①未整備地域への光ブロードバンドの整備促進や②地域公民館等でのICT関連の基礎講座などに取り組んできました。
→光ブロードバンド整備促進事業|鹿児島市
→鹿児島市生涯学習情報システム(キュートピア・ネット)のご利用案内|鹿児島市
また、今年度は、長寿支援課と障害福祉課に、窓口音声認識システムを導入することになっています。
鹿児島市は、ウェブサイトや各種SNSを利用して情報を発信していますが、その情報を受け取り、利用する能力がなければまったく役に立ちません。
現在、パソコンやスマートフォン等に関する地域公民館講座はありますが、鹿児島市が情報発信に利用しているソーシャルメディアに特化した講座はゼロ。ソーシャルメディアは、万人が参加できる双方向発信のメディアです。この利点をいかさない手はありません。
本市が情報発信で利用している各種ソーシャルメディアを市民の皆様がもっと活用できるようにするための取り組みについて尋ねたところ、「ソーシャルメディアの利用促進の方法につきましては、今後とも検討してまいりたいと考えております。」とご答弁いただきました。
現時点ではありません・・・(-_-;)
次のブログに書きますが、地域公民館講座ではスマホやタブレット、パソコンの使い方講座を開講していますが、これらは基礎的な使い方を学ぶためのものです。
鹿児島市が利用しているソーシャルメディアは数多あります。
→ソーシャルメディア|鹿児島市
創意工夫しながら発信されているものをもっと有効に利用していただきたいです。
この項目の最後に、デジタルデバイドの解消に向けたこれからの考え方と今後の展開について尋ねたところ、「国の調査によると、ICT機器の利便性の周知や操作方法に慣れることなどが課題とされていることから、今後も、各部局と連携して、ICTに関する広報や講座の充実などに努めてまいります。」とご答弁いただきました。
「せめて防災に関するものだけでも使えるように…」と思って、周りの方には折にふれてお伝えしていますが、あるだけではなく、使えるように個人的にも働きかけてまいります。
「地域公民館におけるICT環境について」は明日のブログで。それでは。
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