鹿児島市安心安全アカデミーマスターコースにて「火山とともに生きる」と題して、京都大学防災研究所火山活動研究センターの井口正人教授がお話しくださいました。
私達が住んでいる鹿児島市には、活火山である桜島があります。
マグマが地表に噴出することに伴って起きる災害は、複合性が極めて高く、長期化します。しかしながら、その発生頻度が低いため、災害に対する想像力が決定的に不足していると指摘されました。
鹿児島市は防災訓練を実施していますし、ウェブサイトで情報を発信しています。→8.桜島火山対策に関する情報(火山防災トップシティの推進)|鹿児島市
町内会の防災訓練でも、年明けに市政出前トーク「桜島大規模噴火に備えよう!」をお願いする予定です。
災害要因ごとの対策をお示しくださいましたが、とにかく、立ち入らない、近づかないことが重要そう。
さらに水を媒介として、土石流や津波などが起こり、災害規模が拡大するので注意が必要です。(噴火活動が終わっても土石流はすぐにはとまりません。)
1914年の桜島の大正噴火で噴火の規模のわりに犠牲者が少なかったのは、直前に発生していた地震や桜島の変化などを怖がって、事前に避難していた人が多かったことが理由のひとつです。
桜島の灰が1~2cm積もったら、車で走ることが難しくなります。錦江湾が軽石で埋まってしまうかもしれません。灰が1cm積もると1㎡あたり克灰袋1袋分(約10kg)になるので、除去も大変です。
↑こちらの動画は桜島の大爆発に対する想像力を育むために有用だと思います。ぜひご覧ください。
「自分は大丈夫」「ここは大丈夫」と思わず、正しく恐れることを忘れず、備えていきましょう。
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