鹿児島県男女共同参画センター主催の「わたし×社会 明日をひらく女性のエンパワーメントセミナー」のセミナーB「わたし×マネジメント~組織運営・経営管理における女性のエンパワーメントセミナー~」の5回目の講座が2月2日(水)の夜にオンラインで開催されました。
公認会計士・税理士の上川路美恵野さんによる「読書で学ぶ会計入門」のお話。
私は8年くらい前に、苦手を克服しようと簿記2級と3級の勉強をしましたが、いまだ苦手意識は強いまま。今年は自治体の財政についての理解を深めようと努めていますが、まだまだわからぬことが多いです。(算数・数学の先生をしていたくせに💦)
だから今回の講座は特に楽しみにしていました。
最初に「会計はビジネスの世界における言語である。」「会計が分かることによって手にできるものは、ビジネスの世界で主体的に生きていく力である。」(『新・会計図解事典』より抜粋)ということばと、日本公認会計士協会が2020年に作成された”会計リテラシーマップ”をご紹介くださいました。
会計リテラシーマップはこちらからご覧いただけます。→会計リテラシー・マップ | 日本公認会計士協会
大学に進学して、仕送りと奨学金とアルバイト代で生活するのに試行錯誤、四苦八苦したことを思い出しました。幼い頃から会計について段階的に学ぶことは大切ですね。・・・私はもう不惑。しっかり知っておかなければなりません。
会計の基本は、①お金の流れを記録し、関係者に報告する。②「正しい」かを確認してもらい承認を受ける。の2つであり、「正しい」とは、事実を正確に明瞭に記載している。使途が目的に沿っていることであるとお話しくださいました。
また、会計の本ではないけれども、会計のことを学ぶ上で印象的な場面のある本もご紹介くださいました。『ふたりのロッテ』は小学生の頃、『続・若草物語』は中学生の頃に読んだっきり。他にも数冊ご紹介くださいましたが、原田ひ香著『三千円の使い方』は購入して読もうと思っています。
さらに、会計でおさえる視点として、①収支計算、②利益計算、③資産・負債の把握の3つを示されました。
家計版の貸借対照表をもとに、具体的な例を挙げながら、「資産=負債+純資産」であることを説明されました。これに関しては次回の講座でさらに詳しく学べるようです。
「自分にとっての得が、社会的な視点で見たときや、地球環境を大切にする視点で見たときにも得になっているか。」「安い商品はなぜ安いのか。」「ネットショップで買うと便利な一方、地元の店舗の業績が悪化して地域の活力が減退していくのではないか。」「ふるさと納税はやらなければ損なのか。」視点を変えて考えるヒントをたくさん与えていただきました。
会計を学ぶことで、社会を知ることができます。
いくつになっても学ぶことはたくさん!
最後にヤニス・バルファキス著『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』をおすすめされました。数年前、読みたいなと思って読んでいなかった本!!!
今回の講座では、会計の入り口をわかりやすく知ることができましたが、読みたい本、読み返したい本が増えるという悩みが・・・。
講座の中盤で話された「現代の社会はお金を使わせるしかけに満ちている。欲望と上手に付き合うこと。自分にとって大切なものは何かを見極めること」という言葉が刺さります。
ほしいもの、やりたいこと、行きたいところは衝動的に行動を起こさぬよう、いったん手帳に書きこむようにしているので、いつも通り手帳に書き込みました。本当は今すぐ読みたい。でも・・・そこまでの余裕がありません(-_-;)
来週は第1回定例会の告示があり、議案の勉強会(現年度関係分)があります。よく寝てよく食べて免疫力を高めつつ、足のしもやけをいたわりながら過ごします。
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