合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

ラピカ、モバイル乗車券等各種乗車券について(個人質疑より)

鹿児島市内を走っている電車・バス等で使える乗車券について、個人質疑をしました。以下、個人質疑の内容を織り交ぜながらブログを書きます。

市電 鹿児島市現在、現金での乗車以外に、ラピカ等のIC乗車券、紙製の乗車券、モバイル乗車券を利用することができます。

鹿児島市交通局で発行しているIC乗車券”ラピカ”は、令和4年1月末現在で、約37万4000枚発行されているそうです。

ラピカ 鹿児島市私もラピカを利用しています。
私のラピカは以前は定期券としても利用していたので「電車全線」と書いてあります。

民間事業者発行のICカード、ラピカ、敬老パス、友愛パスなどICカード乗車券の利用状況は下記の通り。

【市電】
令和元年度 約747万8000件
令和2年度 約613万5000件
【市バス】
令和元年度 約863万3000件
令和2年度 約492万5000件(※民間事業者への路線移譲もありました)

新型コロナウイルス感染症の影響が見受けられます。

ICカード乗車券の乗降データは、路線、曜日、時間帯別に分類して、利用傾向を把握・分析するとともに、路線別の営業成績の算出やダイヤの見直し等に活用されています。

以前、ブログに書きましたが、現在、鹿児島市を走る電車・バスではモバイル乗車券も利用できます。

モバイル乗車券は、アプリをスマートフォン等にインストールし、クレジットカードや電子マネーなどで購入した後、任意のタイミングで利用を開始し、降車の際に乗車券が表示されている画面を、乗務員に提示することで利用できます。※民間バスの利用はできません。

【モバイル乗車券の令和4年1月末までの販売状況】
スマホ一日乗車券(令和2年8月1日~)
→4235件
■市電・市バス・シティビュー24時間乗車券(令和3年8月1日~)
→415件
少しずつ利用が広がっているようです。

モバイル乗車券については、令和4年度は17時以降に利用できるナイトパス導入事業が計画されています。

モバイル乗車券を利用するには、ジョルダン株式会社の「乗換案内」アプリをインストールする必要があります。

このアプリを利用することで、利用者は市電・市バス・シティビューの路線図、割引や特典が受けられる観光施設や飲食店などの情報を取得できます。交通局は、利用者の年齢、性別のほか、購入した曜日や時間帯、観光施設の利用実績等が取得可能です。

スマホを使うから、乗降データも取得できるものだと思っていました(-_-;)

そのデータから人流を分析して、観光などの戦略を立てるときに利用…してはいなかったそうで。というのも、降りる際にスマホを見せるだけですので、どこで乗ったか、どこで降りたかは分かりません。

「乗換案内」アプリは、提示型だけでなくQR読み取りも対応できるようなのですが、QRコード読み取りには、車内に専用の機器が必要となり、多額の費用を要することなどから提示型を採用されたそうです。

そしてこちら。

一日乗車券 鹿児島市個人的には、家に数枚ストックしている紙製・スクラッチ式の乗車券。
市電(1回170円)であちこち行ったり、その後実家に行く(市バスで片道140円)ときに重宝します。

こちらの紙製・スクラッチ式の一日乗車券の販売枚数は、
■令和元年度
→約8万5000枚
■令和2年度
→約2万9000枚
新型コロナウイルス感染症の影響による観光客減が響いています。

スマホを使うのが苦手な方でも、この紙製の乗車券は使いやすいと思います。そこで、令和4年度に導入予定のナイトパスについて紙製の乗車券は検討されなかったかを伺いました。

「モバイル乗車券は、時間や場所を問わず購入いただけること、また、紙券の作製が不要となるほか、売上集計や在庫管理の手間がかからず、業務の効率化が図られること、さらに、接触機会の低減につながり、新型コロナウイルスの感染予防に寄与することから、このたび発売するナイトパスはモバイル乗車券のみの運用としたところでございます。」とのこと。

ナイトパスは、300円で17時から最終便まで乗り放題。
期間限定ですが、たくさんの方に市電・市バスを利用してほしいです!

乗車券と言えば、10カード(全国で相互利用が可能な交通系ICカード)が使えない問題。

この項目の最後に、今後の乗車券のあり方について、交通局の考え方と今後の課題を伺いました。

「現在運用しているラピカは、導入から17年が経過し、システムの老朽化が懸念されております。

また、全国交通系ICカードについては、6億円から10億円とされる初期費用とともに、毎年、数千万円の利用手数料の負担が生じ、さらには、ラピカで付与している10%のプレミアが付与できなくなるという課題があることから、まずは、手軽に購入できるモバイル乗車券の拡充等に取り組んでいるところでございます。

今後、技術革新が進む様々なキャッシュレス運賃決済の導入やICTの活用、MaaSへの参画等について、民間事業者や市・県とも連携し、検討してまいりたいと考えております。」
と、ご答弁いただきました。

莫大な費用がかからず、使い方が難しくない乗車券が出てこないかなぁ。(←これは単なる願望)願望を書いて今日のブログは終わります。

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