4月16日(土)の朝は、2か月ぶりの写経会へ。
60分の写経会の最初の10分は、副住職による「意外!日常に潜む実は仏教用語だった言葉」のお話で、今回は「図に乗る」。
「いい気になって調子に乗る。つけあがる。」のように、あまりいい意味で使われていないように思います。「図に乗ってるよね」と言われたら、悪意を感じます。(少なくとも直接言われたことはありません)
仏教の儀式でお経を声を出して読むときに、音階や節がついているときがあります。転調することを「図」といい、たいそう難しいそう。
経本を見ると、変なしるしがついていて、何かしらのルールはあると思いますが、私はちっとも分かりません。
たいそう難しい転調が成功して上手にお経を唱えることができたときに、「図に乗れたね」と褒められていたそうです。図に乗ることが難しいからこそ、難しいことができたからこそ褒められる。そんな褒め言葉だったのですね。
「図に乗るとは、ネガティブな意味ではなく、本来は、少し難しいかな、大変かなという事にチャレンジをして、うまくいく成功することを指します」と副住職。
と、本来の意味を知っても、「図に乗ってるね」と現在言われたら悪意を感じます。
「同じ言葉を使っていても、捉え方や言葉の指し示す範囲が人や世代によって異なることがあるから、しつこいなと思われても確認することが必要なときってあるよねー」と、別の方と最近話をしたばかりでした。
しつこい、細かいと思われていたんだな…と実は落ち込んでいましたが、落ち込んだことを忘れていたので、細かくないような。
さて、副住職のお話の後は、写経のお時間。
今回は1年以上振りくらいに、中座せず時間いっぱい参加することができました。
終了後、一緒に参加されていたおばあちゃま方と境内で立ち話をし、春のうららかな陽射しの下で温かな時間を過ごすことができました。いつも本当にありがとうございます。
次回の写経会は、2022年5月21日(土)に開催されるそうです。→定例写経会 - 鹿児島市谷山にあるお寺 妙行寺 | 浄土真宗本願寺派(西本願寺) 妙行寺
余計なことを考えずに集中できるひとときをいかがですか?あ、余計なことを考えるとすぐ文字が乱れるので自分の状態チェックにもなりますよ。
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