2022年10月14日(金)に「自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~」が閣議決定されました。
自殺者数は、女性は2年連続の増加、小中高生は過去最多の水準となっているようです。
個人的にはゲートキーパーの学びを重ねてはいますが、市の施策をより効果的にする提案ができるようにしていきたいです。
この画像は、自殺総合対策大綱の概要・ポイントの1枚目。
自殺総合対策大綱についてはこちらをご覧ください。→自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~|自殺対策|厚生労働省
概要・ポイントは5枚だけなのでサッと読めます。リンク先には、自殺総合対策大綱の本文(50枚)もありますので、詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。
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自殺対策に関連して、令和4年第3回定例会の代表質疑で質した”メンタルヘルス対策について”を以下掲載します。
■メンタルヘルス対策について
①心の健康問題の認識と本市の現状は?
答弁→「心の健康問題について、近年においては、社会の複雑化や新型コロナウイルス感染症の影響などにより、様々なストレスを抱えている方が増えてきていると、認識しています。
本市では、医師や精神保健福祉相談員による、面接や電話相談件数が、増加傾向にあり、令和3年度では、1万3496件となっています。」
②精神通院医療に係る自立支援医療制度の申請件数及び精神障害者保健福祉手帳の所持者数(10年感の推移、コロナ禍での特徴的な傾向)は?
答弁→「自立支援医療制度の申請件数は、平成23、28、令和3年度の順に、9417、11600、14542件、精神障害者保健福祉手帳の所持者数は同じく、3938、5499、7184人となっており、新型コロナウイルス感染症の流行前から、いずれも増加傾向にあったところです。」
③自殺者数の推移と男女別の割合、コロナ禍での特徴的な傾向は?
答弁→「厚生労働省人口動態統計による自殺者数は、平成22、27、令和2年の順に、
国が、2万9554、2万3152、2万243人、
県が、414、312、270人、
本市が92、83、70人で、自殺者数の男女別割合は、いずれも男性が約7割、女性が約3割となっています。
コロナ禍において、全国的には、令和元年まで減少していた自殺者数が、2年は増加に転じ、女性が増えていますが、本市では、その傾向はみられないところです。」
④本市の自殺の要因分析。
答弁→「公表されている令和3年の自殺統計によると、本市の自殺の原因・動機は、男女ともに、健康問題が最も多く、次いで、男性は、経済・生活問題、女性は、家庭問題となっており、この傾向は、これまでと変わらないところです。」
⑤自殺未遂後の支援策は?
答弁→「自殺未遂後の支援策について、医療機関や警察等と連携のうえ、個々の状況に応じて、必要な支援につなぐなど、再度の自殺を防ぐ取組みを行っています。」
⑥ゲートキーパーの人数(10年間の推移)とスキルアップの現状認識と課題は?
答弁→「本市のゲートキーパーの人数は、平成23、28、令和3年度の順に、98、4512、8787人となっています。
養成したゲートキーパーの研修は、毎年開催しており、参加した方のスキルアップにつながっていると考えています。一方で、さらに多くのゲートキーパーの養成やスキルの向上が必要と考えています。」
⑦自殺対策についての市内企業の取組の認識と課題は?
答弁→「本市では、令和4年3月末で、市内企業1183箇所に自殺に関する無料相談窓口カードのトレイを設置していただいており、企業・団体にゲートキーパー養成のための講師派遣を行っていることから、自殺対策に理解が進んできているものと考えています。
企業等においては、勤務や職場環境などにより、勤労者の自殺リスクが高まることもあり得ることから、引き続き関係機関と連携し、自殺対策の普及・啓発を行うことが、必要であると考えています。」
以上です。
鹿児島市のサイトの自殺対策のページもぜひご覧ください。→自殺対策|鹿児島市
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