2022年12月4日(日)、”わたし×地方自治~地方自治を担う女性のエンパワーメントセミナー~”の「地域課題解決に向けた、私の起案」の回がありました。
前日も同じくかごしま県民交流センターにて「メンタートークセッションin鹿児島市」と「ダイアログ・カフェin鹿児島市」があったのですが、4時間ほどの長丁場と片道1時間ほどの移動に耐えられる自信が無く欠席しました。
さて、この「地域課題解決に向けた、わたしの起案」の回ですが、基調講演でお話しくださった宮本太郎教授も鹿児島にお越し下さって、これまでの振り返りやグループ対話の後のアドバイスをくださいました。
↑公開講座をzoomで視聴したときのブログです。
「地域で課題となっていることをジェンダー視点で掬いだしてくる」という宿題が出されており、その宿題に関してグループごとに対話するにあたり、簡単な振り返りがありました。
■増大する地域課題
ライフスタイルの変容、制度の機能不全、経済・社会の変容などにより、地域課題が増大している。(例)生活困窮、孤独・孤立、こども・若者支援、人口減少、引きこもり、地域経済、外国人、介護・ケア、災害復興、環境問題等々。
→ライフスタイル刷新のチャンス
■ジェンダー視点とは?
・老若男女の参加の視点・・・「無制約社員」の方がおかしい
・生活本位と暮らしの視点・・・ただGDPを成長させるだけではダメ
・身体・環境・平和の視点・・・豊かさの基準について見直す
ジェンダー視点とは「女性特有の視点」ではない。
ジェンダーバイアスが、地域の普遍的課題が見えやすいポジションを作りだしている。
→男女格差の根源がジェンダー。
よりよい提起がうまれるのがジェンダー視点。
このように、地域課題とジェンダー視点について振り返った後、グループに分かれて対話をしました。かごしま女性政策研究会のメンバーがファシリテーション役で!(←私も💦)
私のいたグループでは、市役所にお勤めの方、民間企業にお勤めの方、町議会議員、市議会議員がいらっしゃいました。子育てしやすい環境、婦人科検診、障害者・高齢者の就業支援、意思決定の場に男性が多いこと等について語り合いました。
グループで対話した後に発表があり、今後につながるアドバイスをくださいました。
その中で、今、特に心にとめておきたいことを書いておきます。
・ジェンダー視点は社会活性化につながる。
・ジェンダー視点に立った政策を実行し、それを積み重ねていくことが大切。
・決める場に女性がいること。
・質の高いケアを皆が必要としている。
・高齢な世代が若い世代と課題を共有するには、しんどさ・つらさを共有すること。(しかし、弱音を吐くコミュニケーションは難しい)
私が今の立場でできることは、ジェンダー視点に立った質疑や提案をしていくこと。その為にも、これからも、足を運び、頭を使っていきたいです。
さて、この”わたし×地方自治~地方自治を担う女性のエンパワーメントセミナー~”は2023年2月18日(土)にクロージングセミナー&クロージングミーティングで終了します。
ここで学んだことを令和5年第1回定例会での質疑に活かしていきたいと思いつつ、産後そんなにすぐ頑張れるのか不安です。
つわりが酷いけれど周りの人に妊娠のことを伝えていないから、気づかれないように大丈夫なフリをしていた令和4年第2回臨時会と定例会。安定期に入ってもつわりとむくみが酷くて、漢方薬を飲んで代表質疑に立った令和4年第3回定例会。
家では夫に「つらいんじゃ。きついんじゃ。もう無理。」「男の人はこんな目にあわなくていいからいいよね」と言わない日がなかったほどでした。(今も…。夫、ごめん。)
とか何とかブログを書いていたら、右脇腹をお腹の中から蹴られ(# ゚Д゚)くーっ!
地域課題解決に向けた動きは、一人ひとりがそれぞれの場で取り組めることがあります。師走に入り忙しい日々でしょうけれども、より多くの方にジェンダー視点で考える時間をとっていただけると嬉しいです。
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