合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

知ってほしいことが盛り沢山だった地区別防災研修会

鹿児島市では、毎年梅雨の時期の前に、鹿児島市内の町内会長や自主防災組織の会長を対象とした「地区別防災研修会」が開催されています。

鹿児島市安心安全推進員の防災部のメンバーにも案内が来たので、5月20日(土)に谷山サザンホールで開催された研修会に参加しました。

防災
入口には防災グッズの展示。

はじめに、鹿児島大学農学部の寺本行芳准教授による講話「風水害に備える~土砂災害(特別)警戒区域とは~」を拝聴しました。

令和2年7月豪雨災害や8・6水害を例に、土砂災害が起こる仕組みを説明され、土砂災害対策としては、ハード対策として防災施設の整備、ソフト対策としては警戒避難体制の整備や適切な開発があると教えてくださいました。

砂防ダムなどの土砂災害の対策施設の整備には費用と時間がかかり、鹿児島県における対策施設の整備率は約36%とのこと。

対策施設ができると防災力は増すけれども、一定の基準で造られているので、基準を超える大雨が増えると防ぎきれなくなってしまいます。

では、私達はどうすればよいか。

まずは防災マップなどを利用して土砂災害が起こる場所を知ること。そして、防災無線やテレビ、ラジオ、インターネット等から大雨や避難に関する情報を積極的に入手し、土砂災害が起きる時を知ること。

防災で大切なことは、正しい知識を持ち、正しく恐れ、正しく防ぐこと。そのことが自分の命を守り、家族の命を守ることになるとお話を締めくくられました。

寺本准教授のご講話の後に、鹿児島地方気象台鹿児島市消防局、鹿児島県警察、鹿児島市役所の危機管理課・地域福祉課・河川港湾課による説明もありました。

地域防災力を高めるには、一人ひとりの行動が重要です。

防災リュックを備えたり、貴重品の管理をしたりするなど普段から防災・防犯意識を持つこと。逃げ遅れが無いように近隣の方と普段からコミュニケーションをとること。避難時は単独行動をしないこと(させないこと)。

いざというときに、適切な行動がとれるように、何もないときに知って備えておきましょう!

研修会の中で教えていただいた情報のリンクを貼って終わります。(順不同)

鹿児島県/土砂災害警戒区域等マップ
→土砂災害(特別)警戒区域が分かります。

鹿児島県/鹿児島県河川砂防情報システム
→雨量データ、河川の水位などが分かります。

かごしまiマップ
→私は”生活情報マップ”をよく利用しますが、”防災マップ”があります。

気象庁 | キキクル(危険度分布)
→土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度分布を確認できます。

避難所混雑状況情報提供システムVACAN|鹿児島市
→避難所の開設状況や混雑状況が分かります。

鹿児島市防災ガイドマップ
→令和3年6月に全世帯に配布したもの。

鹿児島市は6月に”市民のひろば”と一緒に”防災リーフレット”を全戸配布予定です。その他にもさまざまな取組があります。鹿児島市ホームページもぜひご覧ください。

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