2024年7月16日(火)から19日(金)まで、鹿児島市議会の産業観光企業委員会の行政調査でした。
千葉市と静岡市での調査についてのブログはこちら。
→企業立地の促進と農産物の高付加価値化と販売・PR力の強化の取組についての調査@千葉市
→東静岡アート&スポーツ/ヒロバについての調査@静岡市
最終日は、愛知県豊田市で「衛星画像を活用した漏水調査」と「ものづくり総合拠点SENTAN」についての調査でした。
まずは豊田市役所にて「衛星画像を活用した漏水調査」について伺いました。
老朽管路更新費用の増大、職員数の減少、水道料金の減収が今後も見込まれる中で、デジタル技術を活用されています。
■漏水エリア特定診断(過去:撮影日時点)
過去のある時点の衛星写真のAI解析を行い、漏水可能エリアを検知する。
→衛星画像の分析で漏水検知 | 水道インフラ管理を実現するアステラ製品
調査に時間と費用が特に必要になる山間部を中心に、優先的に漏水調査を実施するエリアを絞り込み、漏水調査距離を10分の1まで絞り込めたそうです。
■漏水リスク調査(現在:解析時点)
過去のある時点の衛星写真と解析時点までの漏水履歴等をAI解析し、漏水リスク評価を5段階で判定する。
→JAXA STARTUP 株式会社天地人
漏水調査の効率化をはかるために、市全域を対象に実施され、漏水調査距離を30分の1まで絞り込めたそうです。(リスク5の場合)
■劣化予測診断(未来)
解析時点の漏水履歴等から未来の水道管の劣化をAI解析し、劣化度を5段階で判定。
→FRACTA – フラクタジャパン株式会社
次に、「ものづくり総合拠点SENTAN」に移動して、説明を受けて現地調査もしました。
こちらは、ものづくり企業の持続的発展を支援することを目的に、主に、ものづくり中小企業や創業を志すものづくり団体に対して、「新たな事業展開」「イノベーション創出」「ものづくり人材育成」を支援する施設として、2017年9月に設立されました。
「ものづくり総合拠点SENTAN」にある機械を使用してつくられた物が展示してありました。
とよた自動車最高顧問で豊田市名誉市民の豊田英二様のご遺族による寄附金(10億円)を活用されているそうです。
1階のものづくりスペース。
金工機器があり、熟練のものづくり企業OBをテクニカルスタッフとして配置されているとのこと。
立方体のかたまりを削っていって、写真中央のものを作るそうです。
3Dプリンタやレーザーカッターも。
三次元測定機。
正直言って私が見たところでよくわからない機械ばかりでしたが(すみません)、ものづくりにかける熱い思いをもって取り組まれていることはよく分かりました。
ものづくり総合拠点SENTANについてはサイトもぜひご覧ください。→ものづくり創造拠点 SENTAN(センタン)|豊田市
今回の行政調査で学んだことを市政にいかせるよう、他の自治体の取組なども調べます。
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