2024年12月20日(金)に鹿児島市議会の令和6年第4回定例会が閉会しました。
今回の定例会の初日である12月3日(火)には、産業観光企業委員会の委員長として、市立病院、交通局、水道局、船舶局関係の令和5年度決算に関する審査の報告をしました。
10日(火)に個人質疑をし、13日(金)は委員会での議案の審査、20日(金)は本会議で委員会の審査報告をしました。
いつも以上に調べたり、考えたり、配慮したりすることが多く、ぐったり。しかし、より深く考察できるように、もっと勉強せねば、勉強したいと思いました。
人前で話すのは、頑張ってはいるものの苦手なので、個人質疑や委員長報告のはじめの数分はずっと手が震えていました。何度やっても、責任を感じて緊張します。いつになったら慣れるのでしょうか。
さて、私の個人的なぼやきはさておき、
12月20日(金)の本会議では、固定資産評価審査委員会委員の選任に同意し、上程された議案16件のうち15件を可決、1件を否決、訪問介護の基本報酬引き下げの早急な見直し等を求める意見書を可決しました。
否決した議案は、第59号議案 鹿児島市一般貸切旅客自動車乗車料条例廃止の件です。
私は、この議案を審査する産業観光企業委員会の委員長ですので、委員会中は議事の整理や進行に専念しましたが、個人質疑の中で質したい点は質しました。上程された議案について、賛成するにも反対するにも大きな責任があります。・・・胃が痛い日々です。
この議案に関して、わが会派(市民連合)は三反園輝男団長が反対討論に立ちました。以下、反対討論の内容です。
今定例会に提案された、第59号議案鹿児島市一般貸切旅客自動車乗車料条例廃止の議案に対し、反対の立場から討論します。
本議案は鹿児島市交通局が昭和9年から取り組んできた貸切バス事業を廃止しようとするものであります。
我が会派は、今議会の個人質疑において運転士不足の現状を問うたところ、必要人員103人に対し、実人員は93人で、10人の不足が生じることが明らかになりました。その不足分を確保するために、貸切バス事業の要員を充てるとのことでした。
そこで、政務調査課を通じて改めて、貸切バス事業の要員のうち、実質、路線バスに補充される人数をうかがったところ、2人とのことでした。
交通事業経営審議会からの答申にある「市民の身近な交通手段である路線バスのサービス維持を優先させる」ことを踏まえて、貸切バス事業を廃止する場合と、存続させて路線編成を行った場合、それぞれの路線や便数についての影響について回答を求めた結果、
路線バスの便数が少なくなるのは間違いないが、現在、路線やダイヤの検討を行っているところであり、減便の数はお示しできないとのことでした。
そのようなことから、今後編成される令和7年度のダイヤ改正をはじめ、運転士の新規採用、免許取得制度の導入など、運転士確保の状況を検証したうえで、貸切バス事業廃止の判断をしても遅くないと考えるものであります。まさに時期尚早と言わざるを得ません。
あわせて、今回の議案送付以降の議会意思を、当局が把握し、市民福祉の向上を希求するお互いを尊重し合う姿勢があったならば、柔軟な対応など別の手段も考えられたのではないかということも申し上げて、反対討論を終わります。
わが会派の反対討論は以上です。
個人質疑では、この議案について&交通局バス事業と本市における交通政策についても質しましたが、まだブログには書いていないので、来週書きます。
・・・本会議が終わると同時に子が体調を崩しました(-_-;)
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