2025年2月25日(火)19時30分から21時まで、妙行寺の門徒会館(鹿児島市和田1-4-1)にて”たにやま哲学カフェ”を開催しました。
たにやま哲学カフェは、自分で考えたことを自分の言葉で話し(話さなくてもOK)、他の人の発言を聴き、対話を楽しむ場です。

今回のファシリテーターは副住職。
最初に例題を出しながら”思考実験”について説明してくださいました。
”思考実験”はあくまでも頭の中で考えるもので、極端に単純化されていることなどについて、その前提の上で考えるものです。
今回の思考実験は2種類。
1つめは、【ポールワイスの思考実験】ヒヨコを粉砕すると何が失われるのか。
裏方として写真撮影をしつつ、やんちゃ坊主が走り回るのを追いかけて捕まえつつ、頭の中では私もいろいろ考えていました。
「ヒヨコじゃなくて、うちの子が同じような目に遭ったとして、そこで失われるものは何だろうか」ともっと極端で残酷なことを考え、「それでも私にとっては子は子で、命の灯火が消えるけれど…ん?いのちってなぁに」と悶々としていました。
ちなみに、ポールワイスの解答は下の写真をご覧ください。

学者さんらしいお答。
哲学カフェは何か1つの答えを出す場ではないのですが、こうやって考えたり、人の話をちゃんと聞く練習になるので、悶々とはしますが、よき時間だと思います。
2つめの思考実験は、【ザ・ヴァイオリニスト】。

目を覚ましたら有名なヴァイオリニストと輸血用の管で繋がれていて、自分が輸血を止めたらその瞬間にヴァイオリニストは死んでしまうが、「輸血を続ける義務があるだろうか」という思考実験です。

うーん。
自分の自由(権利)と人のいのちを天秤にかけるような話。
参加された方から、「妊娠も同じようなことですよね」と発言があり、「妊娠かぁ」と自分の妊娠中を振り返りました。
何のにおいを嗅いでも気持ち悪くなる時期があったり(シャンプーやご飯の香りもダメになりました)、大好きなお刺身や生の食品・お酒も摂取できなくなったり、それでも仕事をしないといけなかったり、妊娠糖尿病になって食事制限があったり、妊娠高血圧症候群になって血圧に気をつけたり(今も血圧の薬を服用)。
子のため。
しかししんどかった。
それが望まない妊娠だったら・・・。
あんなに自分の体調が悪くなるわけでもなく、ただ9か月輸血するだけだったら、義務はないと思うけれども輸血してもいいかなと個人的には思いました。
あとから副住職が話してくださいましたが、「ザ・ヴァイオリニスト」の思考実験は、哲学者ジュディス・ジャーヴィス・トムソンが”中絶”について考えるために提議したものだそうです。
もっとちゃんと知りたい方、考えてみたい方は検索してみてください。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。やんちゃ坊主が騒がしくてすみませんでした。
次回のたにやま哲学カフェは2025年4月22日(火)か29日(火)の19時30分から21時まで、妙行寺の門徒会館(鹿児島市和田1-4-1)で開催します。テーマは未定です。
参加申し込みは4月1日からの予定で、そのときまでには開催日も確定しますので、詳細はたにやま哲学カフェのサイトでご確認ください。
→たにやま哲学カフェ|鹿児島市和田の妙行寺 |ようこそお寺の哲学カフェへ
「こんなテーマで語りたい!」「ファシリテーターをしてみたい!」という方がいらっしゃいましたらぜひお声かけください。
それではまた。
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