2025年2月26日(水)の市民連合の代表質疑の内容をブログでも少しずつお知らせしています。
今回は、「インバウンド観光について」です。

①訪日外国人旅行者の動向と分析は?
A:国の調査によりますと、令和5年の外国人延べ宿泊者数は、国全体では、コロナ前の水準を上回ったところでございますが、三大都市圏を除く地方部は、地方空港の回復の遅れなどにより、下回ったところでございます。
6年以降、地方部においても、上回る地域は増えてきているものの、国全体に占める割合は約3割とコロナ前より1割ほど低下しており、依然として、三大都市圏への集中が続いているものと考えております。
②インバウンド誘客の取組と成果は?
A:インバウンドの誘客に向けては、広域連携によるプロモーションが効果的であるとの考えから、福岡市・熊本市・北九州市と構成する九州縦断観光ルート協議会や、大阪以西の主要な観光都市等で構成する西のゴールデンルートアライアンス等において、本市がメインターゲットとするアジア地域や欧米豪に向けたプロモーションを戦略的に展開してきたところでございます。
こうした取組により、依然として鹿児島空港国際線の便数がコロナ前の半数程度に留まる中、国の調査では、本市が多くを占める本県外国人宿泊者数は、6年11月において、コロナ前の約9割まで回復を果たしたところでございます。
■参考:西のゴールデンルートアライアンス
→ 西のゴールデンルート
③受入体制の整備状況は?
A:受入体制につきましては、これまで、インバウンド対応の専門家による研修や伴走支援により自然、文化など本市の深い魅力をわかりやすく伝える多言語ガイドを7人育成したほか、ムスリム、ベジタリアンなど食の多様性に対応する新メニューを開発した飲食施設が11店舗、外国人観光客が多く使用するグーグルマップに英語で店舗情報を掲載した飲食施設・土産店等が191店舗となるなど、ホスピタリティあふれる受入体制の充実が図られたところでございます。
④魅力づくりの取組と成果は?
A:インバウンドに訴求する魅力作りに向けては、世界有数の活火山・桜島や錦江湾に代表される雄大な自然や世界文化遺産をはじめとする貴重な歴史・文化などを生かした体験型観光メニューの造成や磨き上げに取り組む観光事業者へ支援を行ってきているほか、観光庁のモデル事業として、阿蘇・雲仙エリアと連携し、活火山をテーマとした高付加価値なインバウンド観光地づくりを進めているところであり、このようなオンリーワンの観光資源を生かした観光メニューの造成や高付加価値化等により、本市の更なる魅力の向上が図られてきているものと考えております。
⑤これまでの課題と今後の展開は?
A:インバウンド観光の更なる推進に向けては、本市のメインターゲットである欧米豪旅行客の多くが、東日本を訪問している状況にあることから、より戦略的なプロモーションや更なる受入体制の充実、魅力の向上を図る必要があると考えており、アライアンスによる万博への共同出展や万博後も見据えたプロモーションの強化等に加え、観光施設のフリーWi-Fiの機能強化等に取り組むほか、JR仙巌園駅の開業を弾みに、周辺エリア全体の魅力向上に向けた取組を進めるとともに、桜島において自然体験型観光施設の整備に向けた調査を行うなど、欧米豪をはじめインバウンドへの対応に重点を置いた各種施策を積極的に展開してまいりたいと考えております。
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いよいよ1週間後にJR仙巌園駅が開業しますね。
→JR「磯新駅」設置プロジェクト
磯ビーチハウスにカフェもオープンします。楽しみです✨
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