合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

アフターコロナの外国人活用

9月25日(金)の午前は議会改革推進ワーキンググループ(ICT)がありました。資料を議員控室に置いて帰ってきましたので、ブログには後日書きます。

午後は「アフターコロナの外国人活用セミナー」に参加し、学びました。

在留資格の基礎知識

歩く食べログ行政書士の佐藤広明先生の在留資格のお話。

現在、「在留資格」は全部で29種類。
そのうち、「技能実習」「特定技能」「技術・人文知識・国際業務」の4つについてお話しくださいました。

鹿児島県内在住の約8,000名程の外国人のうち6,000名以上が「技能実習」の在留資格だそう。(今はベトナム人が多い)

技能実習」の目的は、技術又は知識の開発途上地域への移転であり、日本による無形援助の一環ですので、本来は労働力ではありません。そのため、直接雇用ではなく、監理団体からの派遣となっています。

など、外国の方を会社で受け入れる際に最低限知っておきたい基礎知識を分かりやすくお話しくださいました。

佐藤さん

↑佐藤先生。夕方のニュースにも!(画面の中に佐藤先生も私もいますw)

技能実習制度について

お次は、福岡県北九州市にある「協同組合パートナー」の代表理事の野村さんのお話。

日本の企業の8~9割は労働力を求めて技能実習制度を利用しているけれども、技能実習制度は、「人材育成を通じた開発途上地域への技能、技術又は知識の移転による国際協力を推進すること」を目的としています!と再度お話しくださいました。

技能実習の流れや注意点をお話しされる中で、「日本人を雇用するのとは全く違います。彼らは人生をかけてやってきて、自炊して生活を切り詰めて本国に仕送りをしています。受け入れ企業には家族同然とし扱って、ぜひ日本文化にも触れさせてほしい」と、愛に溢れることばがありました。

日本を好きになって、頑張って、本国でも活躍してほしいですね!

外国人材採用後のリスク管理について

その次は、外国人材採用後のリスク管理について株式会社リックの荒尾さんがお話しくださいました。

思いもよらないことがリスクになるのは日本人も外国人も同じ。日本人に対応するのと同様の備えに、外国人ゆえの配慮をしましょう!と、急増している労働訴訟の判例を中心にお話しくださいました。

九州アジアグローカルサポート

このセミナーは、「一般社団法人九州・アジアグローカルサポート」が主催されたもの。
 
人口減少に伴う国内市場縮小及び人材流出、人材不足に悩む九州圏内の中小企業に対し、海外市場への進出や優秀な外国人材の採用に関する情報や支援策を提供する事業を行い、中小企業の生産性の向上及び事業推進並びに九州圏内の地域経済の発展及び地域の活性化、ひいては九州圏内におけるグローカル企業及びグローカル人材の育成に寄与することを目的として設立された法人です。

海外(アジア)に関する仕事や人材のことで、知りたいことや不安なことがあったらこの法人の方々にご相談を!→副理事長でいらっしゃる行政書士佐藤広明先生に連絡をすればよいと思います。


最後に、セミナーの会場の紹介を。

かごしま国際交流センター

かごしま国際交流センター

かごしま国際交流センターは、3階以上にある居住施設を鹿児島県が、1~2階の交流施設を鹿児島市が管理しています。
鹿児島県国際交流センター
鹿児島市国際交流センター

かごしま国際交流センター 稲盛さん

2015年6月、稲盛和夫さんから鹿児島県と鹿児島市にそれぞれ10億円ご寄附をいただき、2020年4月にオープンしました。

「外国人留学生を受け入れるとともに、県民・市民が海外から来られる方々と活発に交流することができる拠点を県と市が一体となって創設するために、本寄附を活用することを期待する」とのご意向からこの施設がつくられました。

来月にはすぐ近くの「加治屋まちの杜公園」がオープンします。
見慣れた風景が変わっていく寂しさを感じつつも、期待で胸いっぱいです。

私も目先のことだけではなく、将来に想いを馳せながら、研鑚してまいります。

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