ゲートキーパー(命の門番)
心理、社会的問題や生活上の問題、健康上の問題を抱えている人など、自殺の危険を抱えた人々に気づき、適切にかかわるのが”ゲートキーパー(命の門番)”です。
私が20代の頃、幼い頃から知っていた子が自ら死を選びました。
その頃から「自分は何かできなかったのか」「今後何をしていけばいいか」を考えていて、数年前から受けたかった”ゲートキーパー養成講座”をやっと受講することができました。(※9月に受講💦)
専門家でなくとも、悩んでいる人に寄り添い、関わり合うことで支援することができます。ただ、専門家でないが故に、何をどこまでしていいのかが悩むところ。
ゲートキーパーの役割
ゲートキーパーの役割は大きく分けて5つ。
①気づき
「あれ?いつもと違うな」と変化に気づいて声をかける。
→「厚生労働省:職場における自殺の予防と対応」の第3章が参考になります。
②声かけ
声をかけることは勇気が必要。こちらの画像が参考になります。
↑誰でもゲートキーパー手帳|命を守る「ゲートキーパー」とは?|まもろうよ こころ|厚生労働省に掲載されています。
③傾聴
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける。
話せる環境をつくり、真剣に聴いているという姿勢を相手に伝え、語られる背景にある気持ちを聴きます。ねぎらい、わかりやすくゆっくりと話し、心配していることを伝えます。
正しいかどうか、良いか悪いかを判断したり、批判をしたりせず、あるがままを受容します。
って書くのは簡単ですが、”傾聴”は難しい。”傾聴できているつもり”が一番怖いと思っています。
ですので、今日の午後はこちらに学びに行きます。
④つなぎ
必要な支援につなげる。早めに専門家に相談するよう促す。
→自殺対策|鹿児島市
鹿児島市では、鹿児島市保健所や鹿児島市精神保健福祉交流センターなどの相談窓口があります。
鹿児島県自殺予防情報センターや鹿児島県精神保健福祉センター、こころの電話、鹿児島いのちの電話でも相談できます。
⑤見守り
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る。
ゲートキーパー自身も!
講師の先生が、「ゲートキーパー自身の健康管理、悩み相談も大事」とお話しされ、深くうなずきました。
体調やストレス等は、その人の受容度を変化させます。
また、困ったときは信頼できる人に相談できるよう”チーム”として関わっていくことが大切とのことでした。
・・・しまった!
9月の議会での個人質問で、相談員の”精神的”ケアについてしか尋ねませんでした(-_-;)
~参考までに~
サンエールでDV相談等を受けていらっしゃる相談員の方々には、2ヶ月に1回、外部講師による指導や援助を行うスーパービジョンや月例ミーティングを実施したり、各種研修会への派遣を積極的に行っているそうです。(他の課においても持続可能な体制づくりに一層取り組まれるよう求めました。)
人間だもの。
日々さまざまなことが起こります。努力してもかなわないこともあります。揺れ動きます。私だってそうです(←基本的にネガティブ)。
そんなとき、周りにゲートキーパーがたくさんいるといいなと思います。来年度、ゲートキーパー講座が開催されるようでしたら、こちらでも告知しますね。
ゲートキーパーは資格制度のようなものではありませんので、講座を受けなくても、厚生労働省のページ等を見て学べます。
→命を守る「ゲートキーパー」とは?|まもろうよ こころ|厚生労働省
あたたかくいきたいですね。
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🌟以前のブログ「終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市」