合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

訊いてる?聞いてる?聴いてる?

昨日、いつもの妙行寺にて、「聴く力」についてお話を拝聴してまいりました。

聴く力 妙行寺
お話しくださったのは、NPO法人リスニング・ママプロジェクト代表理事の足立さとみさん。小2と小5の息子さんの母親で、昨年4月に鹿児島に戻っていらっしゃったそうです。

NPO法人リスニングママ・プロジェクト

NPO法人リスニングママ・プロジェクトは、妊婦さんや乳児から小学生を子育て中の母親を対象とした、利用料無料の子育て支援プロジェクト。

「話せる場」「聴く力」をすべてのママへ!
聴くトレーニングを受けた現役子育て中の女性(リスナー)が、共感をもって、話を聴く時間を提供していらっしゃいます。(時間は20分、zoomを利用)

利用者は6年間で延べ1000人。リスナーは14人いらっしゃるとのこと。
リスニング・ママプロジェクトのホームページ
※私自身は利用者にもリスナーにもなれませんが、対象の方はぜひご覧ください。

 

あなた「きく」態度は?

家で家族が話しかけてきたときの、自分の態度。
①訊く(ask)
②聞く(hear)
③聴く(listen)
どの態度になっていますか?と問いかけられました。

皆様、いかがですか。

我が家は夫と二人家族ですが、”聴く”ように心がけてはいるものの、夫が小難しい話を始めると”聞く”になり、私の機嫌が悪いと”訊く”になっているような(-_-;)

”聞く”ときは、考えをきいている。
”聴く”ときは、気持ち・感情、望みをきいている。

私たちは学校教育の中で”聞く”ことは学んできました。しかし、”聴く”ことは”聞く”ことほど学んできてはいません。

普段づかいの”聴く”力を私たち一人ひとりが持っていけば、あたたかい社会をつくる一助になります。

足立さんは、ポイントをわかりやすくお話しくださいました。

普段づかいの聴く力

①受容にアドバイスは不要。
→ただただ聴いてもらう体験を。アドバイスは、相手のことを思っていても、回り道をさせてしまうし、的外れなことが多い。

②先回りより後フォロー。
→話し手も理路整然と話せるわけではないので、最後の一言まで待つ。話し手と一緒に、感情の奥を探りにいく。

③受け入れるではなく、受け止める。
→言うこと(要望など)をきいてもらったときに、「きいてもらった!」と思わせてはいけない。「そう思っているんだね」「そう感じているんだね」と受け止める。

聴くときのポイント

①遮らずに聴く。
→怒濤の如く話し始めても、だいたい3~5分話せば一息つく。

②寄り添って聴く。
→話し手の大事なところにつながる話かもしれないと思って、宝物を扱うように、ともに大事にしようと思って聴く。

③相手の力を信じて聴く。
→「相手ができる」と思っていたら、先回りやアドバイスはできない。相手が大事にしているものは、相手が知っている。

聴く力 妙行寺

相手のことを100%わかることはできないけれども、わかろうとしていてくれる、尊重してくれるあたたかさは、自己肯定感を育みます。

また、聴いてもらう体験は貴重な受容の体験であり、聴いてもらえることで人への信頼を生みます。

「人への信頼や自分の力を取り戻すことにもっと貪欲になってもよいのでは?」 と足立さん。

聴く力 妙行寺私たちには力がある。

その力を取り戻す環境づくりのためにも、自尊、自発、自立、自由の4つを大切に。

聴く力の正解はないからこそ、”話す人”となり”聴く人”となり、グルグルしていくことが必要です。とお話しを締めくくられました。(その後の質疑応答も興味深かったのですが、割愛!)

合原のつぶやき

ここ最近の私は、”聴く”時間は多いけれども、”聴いてもらえる”時間が少なかったから疲れていたのだと痛感しました。子育て中の方に限らず、”聴く”ことがもたらす効果は大きいですね。(帰りにご住職にぼやいて軽くなりました✨)

学んだことを実践して、当たり前(普段づかい)にしていきたいです(´ー`)

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