合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

フリースクールって何?

2021年10月16日(土)の午後に妙行寺(鹿児島市和田1-4-1)の公開セミナー「フリースクールって何?~生きづらさを抱えている子どもたちの理解と私たちの課題~」を拝聴しました。

フリースクール 鹿児島市お話しくださったのは、NPO法人しののめフリースクール理事長の中村紫乃さん。

2020年度の公立小中高校生の不登校は前の年度と比べて286人増え、2989人。2年連続で増加しています。

※なお、2019年度の調査結果は鹿児島県教育委員会のサイトに掲載されています。
鹿児島県/令和元年度「児童生徒の問題行動・不登校等(鹿児島県公立学校)の状況について」

私が学習塾の講師(会社員)だった頃、学校になかなか行けないけれど塾には来てくれる子もいました。どのように向き合えばいいんだろうと本を読み漁ったり、先輩方に相談したりしました。

授業では他の子と同じように接し、休み時間などに話を聞いていたよなぁ。でも、それでよかったの?

中村さんが”不登校の子ども達の抱える課題(学校における課題、家庭における課題、本人の課題)”をお話し下さっているときに、昔のことを振り返っていました。

フリースクール 鹿児島市学校における課題、家庭における課題、本人の課題など、あらゆる課題を抱えた結果、不登校のこども本人の生きる気力・エネルギーが奪われています。

不登校の子ども達のエネルギー回復には、好きなことをする、居場所を確保する、周りの理解、大人との信頼関係を築く、子どもの段階に応じた環境調整が必要だそうです。

フリースクールは、第3の居場所。

大人との信頼関係を築く場、ピアサポートとしての機能の場、遅れた学習支援を行うことで安心感を得る場、人に慣れるための場、いろんな価値観を取り入れる場、自由度の高い環境で主体性を築く場として、子ども達の心のリハビリテ―ションとしての役割をになっていることを教えていただきました。

ちなみに、NPO法人しののめフリースクールへ出席した子ども達は、出席認定されているそうです。(※出席扱いになるかは各学校の校長裁量)

フリースクール 鹿児島市私達は、不登校・引きこもりの子ども達の状態を理解しようと努め、一人ひとりがゲートキーパーとしての役割を認識していかねばなりません。

ゲートキーパー:悩んでいる人に気付き、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ見守る人のこと。→命を守る「ゲートキーパー」とは?|まもろうよ こころ|厚生労働省

子ども達に対してもですけれども、対おとなでも・・・ですよね。

自分自身がストレスにまみれていると、目の前の相手の困ったサインに気付きづらくなります。「嫌だ…」「何なのよ…」と家でぶつぶつひとりごとを言うことが多い私は、時折、ジャーナリングをしています。

気付く感性を失わないために、さらに育むために、学んだり、心を整えたりする時間を確保していきたいものです。

フリースクールやさまざまな課題についてわかりやすいお話をありがとうございました!

妙行寺公開セミナー

次回は2021年11月16日(火)15時から。

「今本当に必要な子ども支援とは~鹿児島市における子どもの未来応援条例(仮称)の制定に向けて~」と題して、鹿児島市こども未来局こども福祉課の富永なつ美さんがお話し下さるそうです。

決算特別委員会の日程と重なっていなければ拝聴しに伺う予定です。決算特別委員会は11月4日(木)からなので重なりそう・・・。あぁ。

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