合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

令和4年第3回定例会の市政報告&不妊に悩む方への支援について

2022年10月3日に定例会が閉会しましたので、市政報告を作成しました。

市政報告初めて代表質疑に立ち、会派を代表して発言することの重みに緊張して足が震えました。(人前で話をすること自体、緊張しすぎるので苦手意識が強いですが)いつになったら慣れるのでしょうか。

今回、代表質疑も個人質疑のように一問一答式で行われました。
以前よりも聞いていてわかりやすくなったのではないかと思います。ぜひご覧ください!→鹿児島市議会インターネット議会中継-録画放映

市政報告(表)

市政報告

市政報告(裏)

市政報告今回の市政報告の裏面には、代表質疑の「不妊に悩む方への支援について」の項目を取り上げています。

私自身、鹿児島市小松原にある”レディースクリニックあいいく ”に通い、不妊治療をしていました。

このブログにも色々書けるくらいメモは残しているのですが、40歳超えているから妊娠可能性がそれほど高くないように思ったので「どうだった?」と聞かれるのが嫌だったし、人の悪気のない&よかれと思って言った言葉に傷つきたくなかったし、不安だったし…。

そんな理由から、親にも親しい人にも仕事関係の人にも言わず。ブログにも書かず。

夫と一緒に、人工授精や顕微授精などの治療に向き合ってきました。治療の間、クリニックの優しくてきれいなドクターをはじめ、看護師さん、培養士さんなどたくさんの方に大変お世話になりました。

あ、不妊治療をはじめて初めて発覚した「成熟嚢胞性奇形腫」の腹腔鏡手術についてはさらりとブログにも書いていましたね。↓こちら

今はクリニックを卒業し、”医療法人愛育会 愛育病院”でお世話になっています。(12月末出産予定)

不妊治療は、今年の4月1日から一部が保険適用となり、実際に不妊治療のクリニックを受診される方も増えているように思いますが、保険適用になったことでの課題もあります。

保険適用になったことで助成金が廃止されました(鹿児島市では令和4年3月31日までに治療を開始した1回の治療のみ、今年度も助成あり)。そのため、これまでよりも経済的負担が大きくなる方もいます。

独自に助成をしている中核市もあることから、ぜひ鹿児島市でも取り組んでいただきたいと思い&それを希望する声もあり、今回の代表質疑の中に「不妊に悩む方への支援について」という項目を入れたのでした。

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このブログの最後に、代表質疑の中の「不妊に悩む方への支援について」の質問と答弁を掲載します。

不妊に悩む方への支援について

不妊に悩む方への特定治療支援事業の年代ごとの助成実績は?

答弁→「年代別助成件数を、20代、30代、40代の順に申しあげますと、
令和2年度 57、642、300
  3年度 92、1009、364
  4年度8月末時点 12、117、40件となっております。」

※令和4年度の鹿児島市の助成についてはこちらをご覧ください。→不妊に悩む方へ|鹿児島市

②助成実績から見える本市の不妊に悩む方の傾向は?

答弁→「助成実績から見える傾向といたしましては、30代の申請が多いこと、所得制限の撤廃など、対象拡大を行った3年度に申請件数が伸びていることなどがございます。」

※令和3年度の拡充については、市政報告でもお知らせしていました。→令和3年最初の市政報告ができました。 - 合原ちひろの絵日記@鹿児島市

③4年4月1日から保険適用となった不妊治療の内容は?

答弁→「本年4月から新たに医療保険が適用された不妊治療は、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療と体外受精や顕微授精などの生殖補助医療となっており、対象者は、法律上または事実上の夫婦で、治療開始時において、女性の年齢が43歳未満であることとされております。」

不妊治療については経済的な負担に関することだけではなく、仕事との両立、周囲の理解などまだまだ課題があります。厚生労働省のサイトもぜひご覧ください。→不妊治療に関する取組 |厚生労働省

中核市不妊治療に対する独自助成実施の状況は?

答弁→「不妊治療の保険適用後、独自に助成を行っている中核市は16市で、そのうち、保険適用後の自己負担分に対する助成が6市、保険適用外となる治療に対する助成が7市、両方への助成が3市となっております。」

※例→不妊治療費助成事業 - 北斗市生殖補助医療費助成(市独自助成)|横須賀市

不妊に悩む方への今後の支援は?

答弁→「今後の支援については、移行期の治療計画に支障が生じないよう、本年3月までに治療を開始した方の年度をまたぐ1回の治療について、引き続き助成するほか、不妊専門相談センターにおいて、不安や悩みの相談や、治療に関する情報提供等を行ってまいります。

独自助成については、今後、国や他都市の動向を注視し、研究してまいりたいと考えております。」

研究ってことは、現時点ではあまり前向きではない…。

不妊治療にはタイムリミットがあります。
今回、悠長なご答弁をいただきましたが、来年度何かしらの取組みをしていただきたいと思っています。

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