合原ちひろの絵日記@鹿児島市

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保育施設の整備について2(代表質疑より)

令和6年第1回定例会における、市民連合の代表質疑の内容をブログでも少しずつ紹介しています。今回は、保育施設の整備についての続きです。

鹿児島市議会(2)保育施設の増設は将来の少子化を見据えた場合、新たな建設は難しいとの考えから、いったん新設を行わないこととしたが、再び新設に至った経過と安定経営に繋げる方策の考えは?

(答弁)→本市では、令和2年度から6年度を計画期間とする第二期鹿児島市子ども・子育て支援事業計画において、保育需要の見込に対し、保育所認定こども園の利用定員に、企業主導型保育施設の地域枠定員を加えて保育の受け皿の数とし、その不足する数について、就学前児童数の減少見込み等を踏まえ、既存施設による確保に取り組んでまいりましたが、計画通り確保できず、4年4月の待機児童数が全国ワーストに至ったところでございます。

このため、4年度に行った計画の中間見直しにおいて、区域及び年齢区分ごとの詳細な需給を精査したところ、保育需要のさらなる上昇が見込まれ、既存施設だけでは不足する保育の受け皿を確保することが困難であることから、保育所等の整備を含めた対応を図ることとしたところでございます。

なお、今後におきましても、ショートメッセージサービスを活用した空き情報の発信や、保護者への丁寧な案内、フォローアップなどを行い、各施設の利用可能枠が有効に活用されるよう取り組んでまいりたいと考えております。

※参考
鹿児島市子ども・子育て支援事業計画(第二期)(令和2年度~6年度)|鹿児島市
保留になった方へのSMSでの案内|鹿児島市

(3)既存施設において定員まで満たない状況において新設を行う考えは?

(答弁)→既存施設においては、定員まで満たない施設もありますが、年度末にかけて利用が増えていく0歳児を除き、4月1日時点における市全体の1歳児から5歳児の利用児童数が、既に利用定員を上回っていること、加えて、利用できない保留児童が数多く生じていることを踏まえると、既存施設だけでは不足する保育の受け皿を確保することが困難であることから、保育所等の整備を含めた対応を行っているところでございます。

(4)保育士不足の現状において、新たな施設増は保育士の奪い合いにならないか?

(答弁)→本市が5年4月に行った保育士等の確保状況に関する調査結果によりますと、4年度中に退職した保育士等の数は、3年度よりも増えているなど、保育士等の働く職場の多様化等により、人材の流動性が高まっている傾向にあると考えております。

このため、新たな保育所等の整備に合わせ、これまで実施してきた、保育士等の処遇改善や業務負担軽減の取組みに加え、6年度から、潜在保育士雇上強化事業に取り組むなど、保育士等の職場定着や安定的確保等を図ってまいりたいと考えております。

(5)保護者への全市の施設情報の提供による選定しやすい対応への見解は?

(答弁)→保護者への情報提供につきましては、認可外保育施設を含めた保育施設の施設一覧をかごしま市子育てガイド及び市ホームページに掲載するとともに、窓口で配布をを行っているところであり、今後とも、保護者がニーズに合った施設を選択できるよう情報提供の充実に努めてまいりたいと考えております。

(6)定員に空きがある施設の公表は?

(答弁)→本市で利用調整を行う認可保育所等につきましては、毎月、空き情報を集約し、窓口で案内するとともに、市のホームページでお知らせしております。

また、利用申し込みが多い4月に向けては、企業主導型保育施設の空き情報につきましても、市のホームページ等でお知らせしております。


※参考
保育所等空き状況一覧|鹿児島市
企業主導型保育施設空き状況一覧|鹿児島市

(7)待機児童の解消が図られる時期の見通しは?

(答弁)→待機児童については、6年4月に解消されるよう、各面から鋭意取り組みを進めており、その後も安定的に解消される状態が維持できるよう、取り組んでまいりたいと考えております。

(8)保育施設の空きが一目でわかる方法を検討すべきでは?

(答弁)→保育施設の空き情報につきましては、認可保育所等は3年度から、企業主導型保育施設は4年度から市ホームページ等でお知らせしておりますが、さらなる取組につきましては、他都市の状況を参考にしながら、研究してまいりたいと考えております。

保育園探しは大変ですよね・・・。

振り返ってみても心身ともにきつかったです。こんな思いをする人が減るように努めます。

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