合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

ショートステイ里親について(個人質疑より)

2023年12月11日(月)の個人質疑の最後に、ショートステイ里親についてお伺いしました。

保護者の病気や育児疲れ等の理由により子どもを短い期間だけ乳児院児童養護施設、ファミリーホームに預けることができる短期入所生活援助(ショートステイ)事業を利用する人数が増加してきていること、事業の受け入れ先となっている児童福祉施設等が児童相談所の措置入所や一時保護委託先でもあることから、施設等の空きがない場合に調整に時間を要することが6月の個人質疑の中で分かりました。

6月の個人質疑のブログを書いていませんでした。今年、本当にギリギリ生きていた感じです・・・。いかん。

施設等を増やすことは容易ではありませんし、国も家庭養育優先原則に基づき、家庭での養育が困難又は適当でない場合は、養育者の家庭に子どもを迎え入れて養育を行う里親やファミリーホームを優先するとともに、児童養護施設乳児院等の施設においても、できる限り小規模かつ地域分散化された家庭的な養育環境の形態に変えていく方向です。

福岡市では、本市のような児童福祉施設等でのショートステイに加え、虐待予防の観点で、そして、できるだけ家庭に近い環境をとのことから、ショートステイ専門の里親のリクルート・育成・支援もされています。

視察
会派で福岡市に視察に行き、ショートステイ里親について学びました。福岡市のショートステイ里親についてはこちらのサイトが分かりやすいと思います。→SOS子どもの村JAPAN|福岡市子どもショートステイのご紹介

現在、里親制度については県の児童相談所が所管しておられますが、本市が児童相談所を設置した場合に本市内の里親登録、広報、支援等については本市の児童相談所が所管することになるのではと推察します。

そこで、伺いました。

①本市内の里親登録者数(養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親)は?
→県に登録している里親のうち、本市内に住所を有する里親登録者数を養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親の順に申し上げますと、75人、2人、70人、6人でございます。

ショートステイ里親制度とは?
ショートステイ里親は、令和3年4月の児童福祉法の改正により、子育て短期支援事業の直接の委託先として、従来の児童養護施設等に追加して認められた里親のことで、この里親によるショートステイ等の実施により、里親全体のスキルアップや、地域の子育て支援の拡充につながるものと考えております。

③県内のショートステイ里親導入自治体数は?
→県内で、里親によるショートステイ等を実施した自治体数は、4年度の実績で2自治体でございます。

ショートステイ里親制度に対する本市の考え方は?
ショートステイ里親につきましては、ショートステイの受け皿を拡大し、地域における子育て支援に資する取組の一つであると考えることから、その活用等について、他都市の状況等も研究してまいりたいと考えております。

とのことでした。

私は行政視察の際に本市のショートステイ事業を利用し、家から少し離れたところにあるファミリーホームに子を3日間預けました。ホームの方のご厚意で普段通っている保育園まで車で送迎していただき、子は通い慣れた保育園でいつもの先生とお友達と一緒に過ごすことができました。

児童福祉施設等によるショートステイだけでなく、本市全域にショートステイを受け入れてくださる里親を育成・支援していけば、地域に子どもに関する学びを深めた方が増えますし、子ども達も家から近いところでショートステイができると、そこからいつもの保育園や幼稚園、学校に通えます。

さらに、育児疲れの保護者が安心してレスパイトできるようになると考えます。

これは、先の答弁で市長のおっしゃられた次代の社会を担う子ども達の健やかな成長、前の項目のこどもの未来応援条例とも密接に関わることです。研究にとどまらず、多面的視点からの早急な取組を強く要請いたしました。

というわけで、令和5年第4回定例会での個人質疑に関するブログを終わります。

「今年中に書けて良かった!」と思いつつ、第2回定例会での個人質疑のブログを一切書いていないことに気づいてしまったので、書けるよう努めます。

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