合原ちひろの絵日記@鹿児島市

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児童相談所の設置について(代表質疑より)

令和6年第1回定例会における、市民連合の代表質疑の内容をブログでも少しずつ紹介しています。今回は、児童相談所の設置についてです。

鹿児島市児童相談所の設置については、ぜひ鹿児島市のホームページもご覧ください。→児童相談所の設置|鹿児島市

鹿児島市議会(1)児童相談所の整備予定地の周辺環境の変化に対し、変更も検討されるか。

(答弁)→児童相談所についてでございますが、県農業試験場跡地31-2街区の一部につきましては、県が第十管区海上保安本部の職員宿舎の設置用地として売却する方向であると伺っていることから、現時点では、児童相談所の建物を、プライバシー確保のため、敷地の西側に配置することを想定しております。

これまで、同本部と協議は行っておりませんが、今後、同本部が隣接地を購入した場合には、プライバシー確保の観点から可能な限りの配慮について要請を行うとともに、本市においても、児童相談所の配置等について、同隣接地の建設計画も踏まえた検討を行ってまいりたいと考えております。

(2)一時保護所の定員20人の根拠。昨今の状況が反映されたものか。県との協議状況は?

(答弁)→一時保護所の定員につきましては、令和元年度に策定した基本構想・基本計画において、平成30年度の県中央児童相談所における一日あたりの一時保護人数が7.8人であったことを参考に、最低でも10人程度までは受け入れ可能な施設が必要とした上で、虐待件数が増加傾向にあることなどを踏まえ、同計画では20人程度といたしましたが、特に県との協議は行っていないところでございます。

 なお、同相談所の一時保護人数の令和4年度実績は7.6人と横ばいであることから、定員につきましては、県の実績等も参考に、さらに検討する必要があるものと考えております。

(3)人材確保の見通しは?

(答弁)→人材確保につきましては、これまで県や他都市の児童相談所に16人の職員を派遣するとともに、6年度も5人を派遣することとしております。

 また、2年度から社会福祉士や心理士の職員採用を随時行うとともに、6年度はこども家庭支援センターの職員を5人増員するなど、児童相談所設置に向け、経験や専門性を持った職員の、段階的な育成・確保に努めているところでございます。

(4)整備地は県からの購入となるのか賃貸となるのか。県との協議状況は?

(答弁)→児童相談所につきましては、児童虐待が深刻な社会問題となっている現状等を踏まえ、児童虐待対策のさらなる体制強化を図るため、本市が主体的に、その設置を判断したものでございます。

 県農業試験場跡地につきましては、県からは、本市から申し出があった場合には、適正な価格で売却する旨を伺っているところですが、児童相談所の整備にあたっては、用地取得も含め、国による財政的な支援の仕組みが設けられており、これを活用することとしていることから、県に対し、財政的な支援を求めることは考えていないところでございます。

なお、県中央児童相談所は、すでに、児童相談業務に係る豊富な経験やノウハウ、人材を有しており、本市の児童相談所にも、これらは必要不可欠であることから、県とは、ノウハウの提供や人材の育成など、ソフト面での支援について協議してまいりたいと考えております。

(5)今後のスケジュール

(答弁)→今後のスケジュールにつきましては、6年度に用地取得の取り組みを進めるとともに、7年度に設計、8、9年度に工事を行い、最短で10年度の供用開始を予定しているところでございます。

明石市児童相談所を見学させていただいたのは3年ちょっと前でした。児童相談所についても、他都市の事例等を参考によりよいものにしていけるよう努めてまいります。

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