母を連れて、かごしま環境未来館に「ダンボールコンポスト講座」を受講しに行きました。
生ごみをたい肥にしてゴミを減らすことができる”ダンボールコンポスト”。ゴミを燃やすと二酸化炭素が出ます。燃やして処理するゴミを家庭で減らすことができれば、地球温暖化をすすめないことに貢献できますよね。
鹿児島市では、生ごみ処理機器の設置補助金制度があります。
→生ごみ処理機器の設置補助金制度|鹿児島市
うちの母は、以前、伯父から勧められて某所で購入したダンボールコンポストを使っていたのですが、「においが気になるし、面倒だから」と止めていました。(父の介護で大変でしたし)
NPO法人かごしま市民環境会議の方がおすすめしている”ダンボールコンポスト”は、「ほとんどにおいがしない!」とのことで母大喜び。
まずはダンボールを組み立てます。
このダンボールは、かたいです。虫が入るのを防ぐために、継ぎ目までしっかりとガムテープを貼りました。
水を入れてもダンボールの底が抜けないように、新聞紙約2日分をダンボールの底に敷き、ダンボールの底板を置きます。
この講座では、45kgまでの処理能力がある40Lのダンボールコンポストを作りました。これまで実施した講座等でのアンケートを見ると、生ごみが多い家庭でも1ヶ月12~13kg、少ない家庭では4kgだったそうです。
北海道産のピートモス(酸性)を入れます。
ピートモスは、ミズゴケやアシなどの植物が堆積してできた泥炭を乾燥させて細かく砕いたもの。ロシアやカナダなど寒い国が産地であることが多く、他国では冬場の燃料として使われるそうです。
合鴨米もみ殻燻炭(アルカリ性)を入れます。
消臭効果があるとのこと。
しっかり混ぜます。
乾燥の具合を見て水を入れながらダマにならないようによく混ぜます。季節や天候によって水の量が異なります。
今回は、ピートモス12L、もみ殻燻炭8Lで作りました。
このダンボールコンポストを始められた北海道の方々が試行錯誤された結果、ピートモスともみ殻燻炭の比率が3:2だと、分解が進み、臭くなりにくかったとのこと。
上の写真のように、ギュッと握るとかたまりができるけれども、離すと崩れる状態がベスト。完成!
設置するときは、通気性をよくすることが大切とのことでしたので、帰りにハンズマンに寄って花のポットケースを購入しひっくり返して置き、その上にダンボールコンポストを設置しました。(写真撮り忘れ)
あとは、家で生ごみを毎日入れて、よくかき混ぜて、微生物さんに頑張ってもらいます!
大きい葉は3cmほどに切って、生魚・生たまご等はそのままだと腐敗するので湯通しして入れるのがポイント!生米を入れると中の微生物の動きが活発になり温かくなるとか、カレーやキムチなどの辛いものは入れてはいけないとか、知らないことが多かったです。
数日不在にする場合も、お水を多めに入れておけば大丈夫とのこと。
ただのお水でもよいのですが、お米のとぎ汁や、牛乳パックやヨーグルトのケースを洗った水だとより良いそうです。(洗剤を入れてはダメ)
45kgほどの生ごみを入れ終わったり、「もうできない!」とリタイアしたりするときは、一ヶ月以上雨に濡れないようにして外に置き、カラカラになったら”堆肥”の出来上がり!
作った”たい肥”を使う場所がない場合、5kg以上を提供したら、喜入観光農業公園グリーンファームの収穫体験券2枚と引き換えてもらえます。
↑
たい肥回収は、環境未来館は第3土曜13時~15時、グリーンファームは第1日曜13時~15時。
たい肥が作れて生ごみを減らせる”ダンボールコンポスト”。
最初の方にもリンクを貼りましたが、鹿児島市には補助金制度があります。ダンボールコンポストの場合、年に2回まで2分の1を助成してもらえます。(上限3,000円)
皆様もご自宅でダンボールコンポスト、いかがですか?
かごしま環境未来館
鹿児島市城西2-1-5
9:30~21:00(日祝は~18:00) 月曜休館
かごしま環境未来館 | 鹿児島市の環境学習・環境保全活動の拠点施設
駐車場46台分あり。
🌟合原ちひろFacebookページ
🌟合原ちひろTwitter
🌟合原ちひろLINE公式アカウント
🌟合原ちひろインスタグラム
🌟以前のブログ「終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市」