合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

コロナ禍における見守り活動について【認知症等見守りメイト研修会】

令和2年度認知症等見守りメイト研修会に参加しました。

認知症等見守りメイト研修会 令和2年度

開会のあいさつを鹿児島市役所の長寿あんしん課地域包括ケア推進係の山之口さんがされたのですが、その中で、現在は約730名のメイトがいて、今年度は100名以上が活動されていることを知りました。

9月に谷山中央認知症等見守りメイト連絡会に参加したときには、認知症等見守りメイトは694名とうかがったので、少しずつ増えてきているのですね。

認知症等見守りメイトの活動発表

現在活動されていらっしゃる2組の方の活動発表がありました。

1組目の方々は、80代のご夫婦で見守りメイトになり、同じ町内在住の70代の女性の見守りをしていらっしゃいました。同じ町内だけあって、毎日のウォーキングのときやもやせるごみの日に声をかける等、移動の負担が大きくない形で活動されていらっしゃるようでした。

2組目の方は、会社員の男性。
ひとり暮らしをされている70代の男性の見守りをしていらっしゃいました。働いているから活動できるのは月に数回。同じ色の服を着るなどして印象に残す工夫をしていらっしゃいました。(私もメイト活動をしていたときは同じことをしていました。)

新型コロナウイルス感染症の影響は認知症等見守りメイトの活動にも出てきています。
今回発表された方々は、見守りの対象の方がマスクをしていないことが多いため、距離をとって話すようにしているようでした。

悩ましい状況があります。
この後の講話に、新型コロナウイルス感染症の影響があちこちに出ている中での見守り活動に関するヒントがありました。

コロナ禍における見守り活動について

後半1時間は、社会福祉法人天祐会 特別養護老人ホーム シルクロード七福神の施設長であり、主任介護支援専門員・看護師であられる吉永とも子さんの講話を拝聴しました。

2025年には、3人に1人が75歳以上の超高齢社会となり、65歳以上の5人に1人は認知症と言われています。男女ともに平均寿命は延び、ひとり暮らしや高齢者世帯が多くなってきています。

子どもが県外に住んでいたり、見てくれる人がいなかったり、認知症のために自宅での生活が困難になっていたりする方の数も増えてきています。

そんな中で、認知症等見守りメイトの活動は重要です。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、メイトさんは「自分がうつすかも。自分がうつるかも」という不安を抱えつつも「利用されている方の役に立ちたい!力になりたい!」と、各自工夫を凝らして活動していらっしゃいます。

80名の方が入居されている特別養護老人ホームの施設長であり、看護師でもあられる吉永さんは、ご自身も以前、認知症等見守りメイトとして活動されていました。

そんな吉永さんからのアドバイスはこちら!
・見守りメイトの方々がまずは元気でいることが大切。
・できる範囲内で活動を。

・活動中の注意点
①マスクを着用して訪問
②活動から帰ったら、手洗い・うがい
③体調が悪いときは無理して活動しない
④流行地域からご家族が帰省されるときは連絡をしていただく
⑤外からの見守りや電話、窓越しでの会話はOK
 (↑濃厚接触者にならない配慮)
⑥会話するときは極力1m以上離れてマスク着用で話す

あとは、認知症等見守りメイト等の活動に限ることではありませんが、
・マスクを正しく着用する。
・手洗い、手指消毒の徹底
・三密は避ける。

感染防止も大切ですが、メイトさん自身の心のケアも大切です。見守りメイトをする中で不安なことや心配なことがあったら相談しましょう。相談できる場所があるから、活動中も安心です。

とお話を締めくくられました。
吉永さんに久しぶりにお会いできましたし、貴重なお話をうかがうことができたので参加できてよかったです。

最後に、鹿児島市認知症等見守りメイトの利用を検討したい方、お知りになりたい方はこちらをご覧ください。
認知症等見守りメイト活動利用のご案内|鹿児島市

おまけ。その後

心のケアは本当に大切です!!!

この15分後、帰宅した後に心をかなりえぐられたのですが、相談できる方やぼやきを受け止めてくれる方がいらっしゃったので、何とかその後の仕事も普段と同じようにすることができました。

拝聴したことは、すぐ活かす(笑)。
これ大事。

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