24日(土)の午後は、かごしま女性政策研究会の4月例会へ。
代表のたもつゆかりさんが、長崎県男女共同参画推進員等及び市町男女共同参画担当者研修会のために「男女共同参画の基本的な考え方」について収録されるのを、リアルな場で拝聴しました。
1999年に施行された「男女共同参画社会基本法 」の第2条にある”男女共同参画社会の形成”の定義についての話から始まりました。
男女共同参画の形成
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成することをいう。
施行されて22年目。
どうでしょう。
私が生まれる前年である1979年には、国連総会で「女子差別撤廃条約」が成立し、日本は1985年に批准、発効しました。
この条約の中に、”女子に対する差別”の定義があります。
この条約の適用上,「女子に対する差別」とは,性に基づく区別,排除又は制限であつて,政治的,経済的,社会的,文化的,市民的その他のいかなる分野においても,女子(婚姻をしているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として人権及び基本的自由を認識し,享有し又は行使することを害し又は無効にする効果又は目的を有するものをいう。
”合理的配慮を必要とする正当な区別”と”そうでない区別”。
”そうでない区別”は差別的取扱いになります。
「差別じゃない、区別だ!」って、それ大丈夫?
私たちの中には、”固定的な性別役割分担意識”が根強く残っています。私もそう。
これまでの経験や知識、価値観にもとづいて理解し、判断します。自分自身で気付かない”無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)”が、ふとした折の発言や行動として表に出てきます。
自分自身の偏見に意識して気付くように、そしてそれについて考えることを習慣にせねば。この習慣は、人と関わる中で大切なことだと思いますし、自分では気づかないことを気づかせていただくためにも人との関わりは大切だと思います。
そうそう。
お話の最後の方で、「地域コミュニティにおける固定的な性別役割分担意識に基づく”慣行の見直し”は重要課題!」と。
町内会や自治会などの地域コミュニティは一人ひとりに身近な場であるからこそ、人権の視点が必須です。
ですよね。
子ども達は身近なおとなの言動やふるまいを見て育っていくので、おとなこそ心しないと。
他にもリプロやGGI等のことなど伝えたいことはたくさんあるのですが、一番ずしんときたことばを書いて、今日のブログは終わります。
「社会化の過程で無意識に内面化され再生産されるジェンダー」
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