鹿児島県の令和5年度男女共同参画基礎講座の2回目は、6月17日(土)にありましたが、6月19日(月)の個人質疑の準備に追われて参加がかないませんでした。
第1回を受講した際に、申込者はアーカイブ配信を視聴できる旨のアナウンスがありましたのでお願いし、第3回の受講前に急いで視聴しました。
第3回は、「知る」~男女共同参画・ジェンダー平等についての確かな理解のために~と題して、たもつゆかりさんがお話くださいました。
冒頭に「誰にでもあるある!アンコンシャスバイアス」チェックがあり、その項目は、内閣府の性別による無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)に関する調査を参考にされたものでした。
→令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究 | 内閣府男女共同参画局
鹿児島県や宮崎県の統計に基づいたお話の中で、子どもの育て方に関するものがありました。
男女ともに「同等に経済的に自立できるよう職業人としての教育が必要」に賛成は70%・どちらかといえば賛成は18.2%、「男の子も女の子も炊事・掃除・洗濯など、生活に必要な技術を身につけるほうがよい」に賛成は73%・どちらかといえば賛成は18%。
にもかかわらず、同じ統計において、「男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく育てた方がよい」に賛成は18.9%・どちらかといえば賛成は23.4%。うーむ。
どんな子どもになってほしいかというときに、「男の子らしく」などと抽象的に言うのではなく、具体的にことばで伝えることが大切であるとお話しされました。
性別にかかわらず、一人ひとりが個性と能力を発揮することを阻害するのがジェンダー(社会的・文化的に形成された性別)であり、ジェンダーの内面化と再生産がいろいろなところに影響しています。
私にももちろんアンコンシャスバイアスがあります。しかし、こうやって学び、気付くと、自分の行動を変えることにつながります。
■ジェンダーの視点(内閣府男女共同参画局)
=性差別、性別による固定的な役割分担、偏見等(ジェンダー)が社会によってつくられたものであることを意識していこうとする視点。
このジェンダーの視点を忘れずに、行動していきたいです。
■男女共同参画社会基本法
→男女共同参画社会基本法 | 内閣府男女共同参画局
男女共同参画社会基本法の基本原則は①個人の尊厳、②男女平等、③個人の能力発揮であり、日本国憲法における「男女平等」と「個人の尊重」の理念の実現を前提とする規定です。
講座の後半は、現代のジェンダー問題の根っこに存在するイエ意識の話(明治の頃の民法は家制度を基礎としていた)や、男女共同参画社会基本法の基本的原則に関する詳しい話でした。
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家事をしながら1.75倍速で拝聴していたのでブログでは割愛します。
今日の午後は、3回目の「気づく」~ジェンダーを「自分事」に寄せて実感的に理解するために、気づきの窓を開くワークショップ~があるので受講しに行ってきます!
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