2022年11月5日(土)の午前、”わたし×地方自治~地方自治を担う女性のエンパワーメントセミナー~”の2回目がありました。
「地方自治の基本~地方分権・地方創生の動きを踏まえて~」と題して、宮崎大学地域資源創成学部長の桑野斉教授がお話しくださいました。
以下、自分の復習のための箇条書きです。
■全員に同じ自転車を与えること(平等)は、全員に健康になる機会を与えること(公正)とは違う。※自転車の大きさ・形は、社会的ルール・制度、人々の意識
■2020年の国勢調査より。
・ピーク時(1995年)と比較して、生産年齢人口(14~64歳人口)が13.9%減少
・東京圏の人口が全人口の約3割
・地方圏では人口減少が加速中
■日本の人口減少は「急減少型」であり、自治体の経営・政策の基本的考え方・方法を転換する必要がある。
↓
【問題点】
・行政の有するヒト・モノ・カネ・ワザが不足・枯渇
・公共的問題の解決手法が高度化・多様化
・まちづくりの担い手が変化
■地方自治の本旨
・団体自治:地方における政治と行政が国から独立した機関によって行われること
・住民自治:地方自治がその地方の住民によって行われること
↑
男女共同参画・ジェンダー平等の視点から見て、「平等性」だけでなく「公平性」が確保されているか?
■地方分権と地方創生
・鹿児島県では43市町村のうち、30市町村が消滅可能性自治体に該当
→まち・ひと・しごと創生 - 地方創生
■関係人口対策
・関係人口は、地域と多様に関わる人々を指すことば
・人口は、奪い合う「資源」ではなく社会の「共有資源」と考える時代に
・「関わりの階段」づくり
■男女共同参画の視点による災害時の避難所の設置・運営
→災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~ | 内閣府男女共同参画局
■女性のエンパワーメントを通じた地域づくり
・馬車を連結しても蒸気機関車にはならない(J.シュンペーター)
・人材育成とネットワーク形成を通じて、社会的イノベーションを創出
・理論と現実の隙間を埋め、多様な知識から議論し、社会の課題解決に実践・実装できる人材・組織が必要
昨年もそうでしたが、桑野教授のお話は内容が盛りだくさんでした。
昨年のブログの方がちゃんと書いているような・・・。
公正を考える視点。
ジェンダーの視点。
放っておくと偏りがちになるので学び続けることは大切だなと思った時間でした。次回は、「ジェンダー主流化を図る男女共同参画政策について」学びます。
🌟合原ちひろFacebookページ
🌟合原ちひろTwitter
🌟合原ちひろLINE公式アカウント
🌟合原ちひろインスタグラム
🌟以前のブログ「終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市」