合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

ヤングケアラーについて(個人質疑より)

令和3年第2回定例会(6月)でも質した「ヤングケアラーについて」を、令和4年第1回定例会でも伺いました。

個人質疑(↑夫はこの写真がいいと言うのだけれど、市政報告には別の写真を使います。)

2022年2月10日に、沖縄県が実施したヤングケアラーに関するアンケート(学級担任向け)結果が公表されました。→沖縄県ヤングケアラーに関するアンケート結果について/沖縄県

また、鹿児島県の2022年度当初予算案にヤングケアラーの実態調査のための予算613万1000円が計上されたことから、改めて伺いました。


Q鹿児島県のヤングケアラー実態調査の状況と本市の関わり方
→「県によりますと、実態調査につきましては、県内在住の小学6年生から高校生までを対象に、国の調査に準じた質問項目により行うとのことでございます。なお、本市の関わりにつきましては現時点では示されておりませんが、必要に応じて、適切に対応してまいりたいと考えております。」とご答弁いただきました。

ヤングケアラーに関して、厚生労働省は特設ホームページを作成されています。→子どもが子どもでいられる街に。~ヤングケアラーを支える社会を目指して~ 【厚生労働省】

鹿児島県も令和4年2月の県政かわら板やホームページ上に掲載されています。
鹿児島県/Vol.172(令和4年2月)
鹿児島県/ヤングケアラー

ヤングケアラーに周りの人が気付き、適切な支援につなげていくためには、認知を広げる必要があると思い、次の質問をしました。

鹿児島市の啓発活動について
→「啓発活動につきましては、国が作成予定のポスターやリーフレットを学校等へ配布するほか、児童虐待防止キャンペーン(11月)や、関係機関を対象とする児童虐待防止研修等の機会を通じて、周知を図ってまいりたいと考えております。」

Q本市の考え方、今後の取組は?
→「ヤングケアラーにつきましては、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるといった課題が示されているところであり、福祉や介護、医療、教育など様々な分野が連携して、早期に発見し、必要な支援につなげることが重要であると考えております。

 本市におきましては、今後、庁内の関係部局を対象とした研修会を開催し、ヤングケアラーの早期発見と実態把握を呼びかけるとともに、把握した場合の対応等について、認識の共有を図り、連携して必要な支援につなげてまいりたいと考えております。」

この項目の最後に、数回参加させていただいた”鹿児島きょうだいの会”のオンライン交流会に触れ、会の代表の西野さんから頂いたお声を伝えました。

「ヤングケアラーやその家庭、保護者等、誰のせいでもないこと、可哀想ではないこと、その日常が当たり前である子どもや家庭は支援の必要も分からないため、言葉での誤解や差別を招かないように、教育現場や医療機関、健診の場での理解・啓発をしてほしい」と。

本市での取組を検討される際に、ヤングケアラーであった方々の声にも耳を傾けていただけるよう要望して、この項目の質問を終えました。

普段の生活に関する課題は、複合化複雑化していて見えにくくなっているように思います。まずは聴くこと。(”聞く”ではなく”聴く”)

聴く力、私ももっとつけていきたいです。

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