合原ちひろの絵日記@鹿児島市

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地域の防災活動~ハザードマップ利用を学ぶ(DIG)~

鹿児島市安心安全アカデミー第6回目は、『地域の防災活動~ハザードマップ利用を学ぶ(DIG)~』と題して、NPO法人日本防災士会鹿児島県支部支部長の福﨑純孝さんがお話しくださいました。

前半90分は、災害についての講義。
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2011年3月11日の東日本大震災岩手県釜石市の3,000人近い小中学生のほぼ全員が避難して無事だったことは、”釜石の奇跡”と呼ばれています。

地震発生後、釜石東中学校の生徒は直ちに学校を出て高台を目指して走りました。

地震が怖くて泣き叫び動けなくなった児童を、小学校の3階に避難させていた鵜住居小学校の先生や生徒も中学生の後を追って走りました。

避難した場所で点呼をしようとしているときに、お年寄りに「ここじゃ死ぬよ」と言われ、さらに高台まで逃げたそう。

こんな行動がとれたのは、震災の8年前から群馬大学の片田教授とともに学習をしてきたから。そこで学んできた”避難の三原則”を守ったから。

避難の三原則

①想定にとらわれないこと。
ハザードマップを信じすぎない。
②最善を尽くすこと。
→より安全なところを目指すだけでなく、周りの人も助ける。
③率先避難者となること。
→勇気をだして避難する。そうすれば、他の人もついてくる。

片田教授
↑先日、片田教授の『頻発・激甚化する災害から「生き抜く」ために』という講演を拝聴したばかり。(現在は東京大学大学院情報学環特任教授・日本災害情報学会会長でいらっしゃいます。)

「自分の命を救える子になる教育を続けること」が大切だと片田教授はおっしゃっていました。

私たちは災害のことを正しく知り、子ども達にも伝え、正常性バイアスにとらわれないようにしていかないといけませんね。


講義の後は、90分間の災害図上訓練(DIG)。

災害図上訓練 鹿児島市DIGとは、地図を使って防災対策を検討する訓練です。

今回は、4人程度のグループに分かれ、武・田上地区の地図を使って、DIGのやり方を学びました。

色ペンやシール、付箋などを用いて、グループの人と語りながら地図に記入していきました。整理した地図を防災マップとして完成させて、まち巡りをするところまでするべし!とのこと。

まちの特徴や強み・弱みが明らかになり、対策がとりやすくなるので、自分の住んでいる地域でも取り組みたいです。12月に予定している町内会の臨時総会で”自主防災組織の結成”について承認を得たら、具体的に動き出そうと思います。

学んで実践、学んで実践。

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