合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

20代の頃は”うずらフォント”が好きだったけれど。明朝体の話。

1月15日(土)の朝は妙行寺の写経会へ。
最初の10分は副住職による「意外!日常に潜む実は仏教用語だった言葉」のお話があります。

写経会 妙行寺今回のテーマ、分かりました。
明朝体でしょ!」と思っていたら正解✨(ちなみに右側はゴシック体)

写経会 妙行寺

「中国から伝わったお経を日本で広めるために、津々浦々を巡ってお金を集め、木版印刷の版木を作ったお坊さんがいらして、その版木の書体が”明朝体”だったそうです。」と、ブログにはザッとした話を書こうと思い、その後は心を鎮めて写経。墨の香りは癒されます。

「今回の写経は久し振りにかなり集中できてスッキリしたなぁ」と次の予定のために少し早めに会場を出ました。

が。
会場を出たら、「今日の話の内容、送っといたから」と副住職。

メッセいつもそんなことしないのに…ありがとう。副住職、優しいよぉ…。(私がザッと書こうとしたのがバレたの?(-_-;)もうっ!)

では改めまして、今回の「意外!日常に潜む実は仏教用語だった言葉」のテーマは「明朝体」!

「仏教の思想が詰まった”一切経”を日本でも広めたい!」との熱意を持ったお坊さん(鉄眼)が、熱い想いを伝えて”一切経”を授かりました。

「お経を写すのではなく、印刷をすることができれば仏教の教えをもっと広めることができる!」と、鉄眼は津々浦々を巡り資金を集めました。しかし、途中で飢饉や事故で苦しむ人々に会い、せっかく集めた資金を人々を救うために使いました。

熱い想いは消えることなく、また資金集めの旅へ。

そうして10数年の時をかけてできたのが鉄眼一切経の版木であり、この版木の書体が明朝体のルーツであると言われています。

明朝体は、中国の宋の時代の木版印刷の発展から発生した書体で、中国では明朝体のことを”宋”と言うそう。

「ん?中国の明の時代にできた書体じゃないんかい!」と思っていたら、鉄眼一切経は中国の明の時代に出版されたものをもとにしたので、日本では”明朝体”と言うそうです。

これでいいかしら?

妙行寺の月例写経会は、第3土曜の午前9時から1時間。最初の10分間は”優しい”副住職のお話を拝聴し、その後50分間で写経をします。静かな空間で墨を磨り、小筆で文字を書きながら、自分と向き合える貴重な体験ができますよ。

くわしくは妙行寺のサイトでご確認くださいね。→定例写経会 - 鹿児島市谷山にあるお寺 妙行寺 | 浄土真宗本願寺派(西本願寺) 妙行寺

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