12月11日(月)の個人質疑の4項目目に、おくやみコーナーについてお伺いしました。
おくやみコーナーは2022年1月19日に鹿児島市役所本庁舎別館1階に開設されました。→おくやみコーナーをご利用ください｜鹿児島市
「死亡に伴う手続きにかかる時間や労力の軽減につながって助かりました」と市民の方から喜びの声も届いています。谷山支所等にも設置してほしいとの声があることから質問いたしました。
①死亡届受理件数、おくやみコーナー利用件数、利用率（令和５年4月から10月まで）は？
→死亡届受理件数は3961件、おくやみコーナー利用件数は1033件、利用率は26.1％
②おくやみコーナーにおける課題は？
→おくやみコーナーのスムーズな手続のため、原則、来庁日の3開庁日前までの予約をお願いしておりますが、死亡から葬儀までの間はご遺族の方もご多忙なため速やかな予約に到らず、結果として、予約なしで来庁される方が一定数おられることから、おくやみコーナーについて、さらなる周知が必要であると考えております。
③おくやみコーナーの事業費、内訳は？
→令和5年度の事業費は1241万4000円。
主な内訳は、会計年度任用職員の人件費934万4000円、システム保守委託料192万円。
鹿児島市のホームページにも、おくやみコーナーの案内があり、ＰＤＦ版のおくやみハンドブックも掲載されていますが、それでは周知しきれていないようです。予算をかけて設置しているのですから、市民の皆様に有効に利用していただきたいです。
おくやみコーナーについて、葬儀社だけでなく、終末期に関わる医療機関や高齢者施設、寺院等に対して周知・広報の協力を求めることを検討し、取り組んでいただけるよう要望しました。
また、地元の葬儀社の方とお話をした際に、葬儀のお手続きの際に他の資料とともに鹿児島市のおくやみハンドブックもご遺族にお渡しし、おくやみコーナーの案内もしてくださっていることが分かりましたが、谷山の方が多いので「鹿児島市役所本庁は遠いのよね」とおっしゃる方が多いとも聞きました。
そこで、以前から訴えてまいりましたが、改めて伺いました。
④谷山支所へのおくやみコーナー設置の考えは？
→現在の庁舎は狭隘で、ご遺族に静かな環境とプライバシーに配慮した窓口を設けることが困難な状況にあることから、現在進めております大規模改修の中で検討しているところです。
令和4年の3月の個人質疑で「支所への展開を検討するに値する利用率や利用者数などの目安、検討時期などがあればお聞かせください。」と伺った際は、「おくやみコーナーの支所への拡充につきましては、本年１月に同コーナーを開設しておりますので、まずは地域ごとの利用者数などの状況や課題等の把握に努めてまいりたいと考えております。」とのご答弁でしたので、だいぶ前進しました。
また、谷山支所の改修については、現在パブリックコメント手続きを実施しておりますので、こちらもぜひご覧になってください。→「鹿児島市谷山支所庁舎改修基本計画（素案）」に係る意見募集（パブリックコメント手続の実施）｜鹿児島市
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