合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

市立小中学校における性別で分けない名簿について(今回の個人質疑より)

今議会での個人質疑の内容をかみ砕きつつ、余計なことも加えつつ、いつものことばで綴りますシリーズ(不定期)。

個人質疑
今日は「市立小中学校における性別で分けない名簿について」です。

いろいろ書く前に。
私自身は、小学校・中学校は男女別名簿、高校・大学は性別で分けない名簿(五十音順)で過ごし、今年の2月にはこんなブログを書いていました。

今年の2月に鹿児島県教育委員会から送付された性的少数者への配慮を求める文書を受けて、鹿児島市教育委員会でも各学校に支援体制の充実と性別で分けない名簿の検討を求める文書を送付されました。

それを受けて、各学校で対応されたようなのですが、お子さまが市立の学校に通っていらっしゃる保護者から「学校からこんな文書がきたんだけど」「どういうこと?」等のお声を受けまして。

私も思うことがあり、今回質問しました。
(※私の所属している会派は個人質疑の順番を決めているのですが、今回は「私の順番ではないけれど、質問させてください!」とお願いしました。団長、ありがとうございます。)

鹿児島市内には、市立の小学校が79校(1校は休校中)、中学校が39校、高校が3校あります。
市立小中学校一覧表|鹿児島市
市立高等学校一覧|鹿児島市

はじめに、市立小中学校における性別で分けない名簿の導入数を尋ねました。
小学校は、78校(令和2年度は30校)
中学校は、37校(令和2年度は4校)とのこと。

激増!
小学校は全校で導入、中学校は39校中37校が導入。中学校の残る2校は、生徒が混乱せぬよう慎重に検討などをしているそうですが、導入に向けた方向とのこと。

「何年かかってでも、性別で分けない名簿の導入に向けて取り組むぞ!」とひそかに鼻息を荒くしていたのに、こうもあっさりと・・・。

また、性別で分けない名簿導入についての鹿児島市教育委員会の考え方も尋ねました。

「令和3年2月の件からの文書「性的マイノリティに係る児童生徒に対するきめ細やかな対応等の実施について」に基づき、相談・支援体制の充実や名簿上の配慮が必要と考えたところでございます。」と、ご答弁いただきました。

児童・生徒、保護者への説明については、
「学校が、修了式、始業式の講話や学級担任の話の中などで、学校の実情や児童生徒の発達段階に応じて説明しております。保護者へは、学校だよりでの周知や保護者会の機会等を捉え説明しているところでございます」と。

鹿児島市教育委員会は、今年度になってから、各学校の実情を知るためにアンケートを実施し、学校の教職員の方々の声も把握しておられました。

今後の課題と展望は?と質問したところ、「今後とも、「性別で分けない名簿」に関する児童生徒、保護者、教職員の声を参考に、性的マイノリティとされる児童生徒への配慮に努めてまいります」とご答弁いただきました。

うーん。
そうなのですが、それだけかしら。

最後に。
「性的マイノリティとされる児童生徒への配慮はもちろんですが、子ども達が性別にかかわりなく一人ひとりの個人として尊重され、のびやかに健やかに育っていけるよう、研修や相談・支援体制の更なる充実を要望いたします。」と述べ、この項目の質問を終わりました。

今後も注視してまいります。

さて、今日は10時から本会議(個人質疑)があり、本会議終了後に常任委員会が開会されます。(※6月14日(月)に第34号議案が追加提出されたので、審議日程が追加されました。)

行ってきます!

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