合原ちひろの絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

市政出前トークで、谷山地区の区画整理を知る!

清朗会(西清見町内会の敬老会)での”市政出前トーク”に参加させていただきました。

イキイキシニアライフ応援BOOK机の上に置いてあった『イキイキ!シニアライフ応援BOOK』は、鹿児島市役所長寿支援課、各支所その他、市の施設等にあるそうです。
イキイキ!シニアライフ応援BOOK|鹿児島市

谷山都市整備課 鹿児島市谷山都市整備課の方々が「谷山地区の土地区画整理事業」についてお話しくださいました。

谷山 区画整理

谷山第二地区(鹿児島南高校あたり)、谷山第三地区(永田川沿い)、谷山駅周辺地区の3か所が施行中です。

谷山第三地区 区画整理鹿児島南高校あたりはよく渋滞していますし、変則的な交差点になっています。

県道小山田谷山線(上の地図の黄色い点線)とは別に、惣福御所下線・向川原惣福線(上の地図の青い点線)をつくります。

完成後は、現在の県道は市道として管理するようになるとのこと。谷山第三地区の土地区画整理は令和15年までかかる予定ですので、この道路ができるのもまだ先ですね。

谷山駅周辺地区 区画整理

谷山駅周辺地区は、令和6年度に工事完了予定。

我が家付近からJR谷山駅に歩いていくときは、”管理橋”を渡ります。現在は鹿児島県が管理していますが、県が修繕・補強をした後、鹿児島市市道として引き受けて管理するようになります。

歩行者専用の橋ではありますが、この”管理橋”を通れば5分でJR谷山駅に着けるのに、無くなってしまうと、遠回りして倍以上の時間がかかってしまうので助かります。

現在、この区画では、永田川沿いの3m道路を6m道路にするために道路擁壁をつくる工事が行われています。今週の金曜日には、”清見人道橋”の完成式典があります。

さらに、JR谷山駅の裏手の2,670㎡の街区公園ができれば・・・公共の交通機関大好き(←車の運転が嫌いなだけ)の私にとっても、本当にありがたいです!

清朗会

「春日橋の近くの二本の木はどうなるの?」「公園はスケボーができないようにしてほしい」「市電をJR谷山駅までのばせないの?」等々、清朗会の皆様から、たくさんの質問や要望が出てきました。

「おいなんかは見ることができんかもしれんけど」
そう前置きされることに胸がチクリと痛みつつ、将来のことを考えてくださっていることをありがたく嬉しく思いました。

私も頑張るぞ。

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地域の防災活動~ハザードマップ利用を学ぶ(DIG)~

鹿児島市安心安全アカデミー第6回目は、『地域の防災活動~ハザードマップ利用を学ぶ(DIG)~』と題して、NPO法人日本防災士会鹿児島県支部支部長の福﨑純孝さんがお話しくださいました。

前半90分は、災害についての講義。
 ↓
2011年3月11日の東日本大震災岩手県釜石市の3,000人近い小中学生のほぼ全員が避難して無事だったことは、”釜石の奇跡”と呼ばれています。

地震発生後、釜石東中学校の生徒は直ちに学校を出て高台を目指して走りました。

地震が怖くて泣き叫び動けなくなった児童を、小学校の3階に避難させていた鵜住居小学校の先生や生徒も中学生の後を追って走りました。

避難した場所で点呼をしようとしているときに、お年寄りに「ここじゃ死ぬよ」と言われ、さらに高台まで逃げたそう。

こんな行動がとれたのは、震災の8年前から群馬大学の片田教授とともに学習をしてきたから。そこで学んできた”避難の三原則”を守ったから。

避難の三原則

①想定にとらわれないこと。
ハザードマップを信じすぎない。
②最善を尽くすこと。
→より安全なところを目指すだけでなく、周りの人も助ける。
③率先避難者となること。
→勇気をだして避難する。そうすれば、他の人もついてくる。

片田教授
↑先日、片田教授の『頻発・激甚化する災害から「生き抜く」ために』という講演を拝聴したばかり。(現在は東京大学大学院情報学環特任教授・日本災害情報学会会長でいらっしゃいます。)

「自分の命を救える子になる教育を続けること」が大切だと片田教授はおっしゃっていました。

私たちは災害のことを正しく知り、子ども達にも伝え、正常性バイアスにとらわれないようにしていかないといけませんね。


講義の後は、90分間の災害図上訓練(DIG)。

災害図上訓練 鹿児島市DIGとは、地図を使って防災対策を検討する訓練です。

今回は、4人程度のグループに分かれ、武・田上地区の地図を使って、DIGのやり方を学びました。

色ペンやシール、付箋などを用いて、グループの人と語りながら地図に記入していきました。整理した地図を防災マップとして完成させて、まち巡りをするところまでするべし!とのこと。

まちの特徴や強み・弱みが明らかになり、対策がとりやすくなるので、自分の住んでいる地域でも取り組みたいです。12月に予定している町内会の臨時総会で”自主防災組織の結成”について承認を得たら、具体的に動き出そうと思います。

学んで実践、学んで実践。

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サツマソイルを購入できる下水汚泥堆肥化場@鹿児島市谷山港

鹿児島市谷山港にある”下水汚泥堆肥化場”。

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市”下水汚泥堆肥化場”はその名の通り、下水処理場でできた脱水汚泥を約40日かけて好気性微生物により発酵させた有機性肥料「サツマソイル」をつくる場所です。

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市”混合ヤード”で、下水処理場からトラックで搬入された脱水汚泥と種汚泥を投入し、混ぜ合わせます。 

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市”発酵ヤード”で、空気を送りながら約7日間発酵させます。そして”後熟ヤード”で、空気を送りながら約30日間熟成させます。

発酵するときに、温度が70℃から80℃まで上昇するので、病原菌や雑草の種子などは死滅するそう。また、県の試験場で毎年検査をしているので安心です。

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市
移動。
左手に見えるのが、鹿児島市内で唯一の”サツマソイル販売所”です。

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市ふるいにかけて、粒子を細かくしたもの(写真奥右手)が1種品、その左手が2種品です。
 

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市近くで見ると見た目はこのくらい違います。
鹿児島市では、下水処理場から発生する日平均約110トンの脱水汚泥すべてを堆肥化しており、日平均約30トンの”サツマソイル”を生産しています。

”サツマソイル”は、小学校や中学校の花壇や農園で利用したり、木市や地域の祭りごとで配布したり、希望する町内会に配布したりもしていますが、約98%は肥料会社へ販売しているとのこと。

下水汚泥堆肥化場 鹿児島市15kg入り165円、20kg入り220円。
下水汚泥堆肥化場で8時30分から17時15分まで購入できます。(土日祝も!)→サツマソイルの販売|鹿児島市

鹿児島市水道局の施設を視察させていただいて、初めて知ることも多く、勉強になりました。

水を安心して飲むことができる、大雨が降っても浸水せずにすむ、下水を環境に優しい方式で処理する・・・普段の生活の中ではなかなか意識しないこと。意識せずとも過ごせるのは幸せなことだなとも思います。

私たちの生活はさまざまな人・ものに支えられています。それらを知り、良きものは広め、改善すべきものは指摘していかないとですね。

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鹿児島市の汚水の約7割を処理している南部処理場@鹿児島市南栄

河頭浄水場”、”東清見第3雨水ポンプ場”に続いて、鹿児島市南栄にある”南部処理場”へ。

南部処理場 鹿児島市

令和元年度で1日の処理能力149,600㎡です。全体計画に位置づけている施設が完成すると、1日の処理能力が156,400㎡(314,500人分)となります。
 

南部処理場 鹿児島市入口で説明を受けました。

”汚水管”から流れてきた汚水はまず”沈砂池(ちんさち)”へ。
汚物をゆるやかに流し、スクリーンで大きなごみを取り除き、揚砂ポンプで沈殿した砂を取り除きます。

その後、”予備エアレーションタンク”にて、最初沈殿池で小さな浮遊物を沈殿しやすくするために、汚水に空気を吹き込みます。

南部処理場 鹿児島市

”最初沈殿池”。

南部処理場 鹿児島市汚物を緩やかに流して、沈殿しやすい浮遊物を沈殿させます。沈殿した汚泥はポンプで引き抜きます。※少々匂いがします。 

南部処理場 鹿児島市移動。

南部処理場 鹿児島市”反応タンク”では、汚水に返送汚泥(活性汚泥)を加えて空気を吹き込み、汚物中の有機物を微生物に食べてもらいます。微生物は、増殖しそれぞれが集って、沈殿しやすい塊(フロック)を作ります。

薬剤を使うのではなく、微生物を活用するんですね!

南部処理場 鹿児島市”最終沈殿池”。
南部処理場 鹿児島市

水をゆるやかに流して、微生物の塊(フロック)を沈殿させて、上澄み水と汚泥に分けます。

南部処理場 鹿児島市ボウフラの発生を抑えるために鴨がいます。見えないけれど、水の中にはグッピーもいるそうです。流れている水は、最初沈殿池と比べ物にならないほど透明!

沈降した汚泥の一部(活性汚泥)は再び”反応タンク”に戻され、繰り返し、汚水をきれいにするために使われます。

「汚泥」というから”汚い泥”だと思っていたのですが、汚水中の汚れの成分を分解してきれいな水にする小さな生物の集まりのことを「活性汚泥」というそうです。

南部処理場 鹿児島市
”塩素混和池”で、”最終沈殿池”でできた上澄み水に次亜塩素酸ナトリウムを加えて消毒します。

南部処理場 鹿児島市
そして永田川へ放流します。
永田川へ放流するときに永田川の水が濁っていると、透明過ぎる放流水は永田川の濁りを映してしまい、濁って見えるそうです。それでまれに、「汚い水を流すな」とクレームがくるとのこと(;´・ω・)

南部処理場 鹿児島市
ここには”小電力発電設備”があり、放流水を利用して水車を回すことで発電をしています。(この発電は環境学習に利用するためのもの。)

鹿児島市の公共下水道事業は市街化区域を対象としており、それ以外の区域は合併浄化槽で生活環境の改善に取り組んでいます。

※市街化区域=すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域のこと。

南部処理場 鹿児島市実家近くを通り、”下水汚泥堆肥化場”へ。続く。

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慈眼寺のコスモスを愛でながらお弁当♪

「きっと今日ぐらいにはコスモスが満開ではないか?」と企画していた、NPO法人生き生きサポートシルバーエイジの谷山地区のランチ会@慈眼寺。

慈眼寺 コスモス 鹿児島市天候にも恵まれ、決行しました!

慈眼寺 コスモス 鹿児島市車がない人は車がある人が迎えにいくなどして、現地集合。1月の新年会ぶりに谷山地区のメンバーが集まりました(欠席も数名いましたが)。

NPO法人生き生きサポートシルバーエイジ初めましての方もいらしたので、東屋で自己紹介と近況報告。

新型コロナウイルス感染症の影響で人と触れ合う機会が少なくなったとか、家族の病気のこと、健康づくり、家庭菜園、コミュニティバスよかよか体操等々話は尽きません。

フードチャンネル お弁当ひとしきり話したら、いざ!お弁当。

JR谷山駅近くに今年開店した”フードチャンネル”さんの”おまかせ弁当(700円)”です。あらかじめ電話で予約しておいて受け取りに行きました。(別記事で書きます。)

NPO法人 生き生きサポートシルバーエイジ記念撮影(個人的には巨大化を反省)。

写真はLINEのグループにアルバムを作って共有しています。数人で始めた谷山地区のLINEのグループですが、今はガラケーのお1人以外は全員入っています。また、LINEでやりとりするだけでなく、定例会前の連絡網でもやり取りをしています。

なかなか会えずにいた9ヶ月間。直接会えなくても思い合うことができるんだなと思いました。でも、やっぱり直接会うと嬉しいし、楽しい!!!

慈眼寺 コスモス 鹿児島市慈眼寺のコスモスは見頃です。
鹿児島市は今週末まで雨予報ではありません。ピンクの絨毯を愛でに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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究極の選択~2つの思考実験から~【第13回たにやま哲学カフェ】

第13回の”たにやま哲学カフェ”@妙行寺(鹿児島市和田1-4-1)のテーマは、『究極の選択~2つの思考実験から~』。えぇ、有名なトロッコ問題です。

前半は、「トロッコが暴走していて、そのままだと5人が死ぬけれども、自分がレバーを切り替えれば5人が助かるものの別の1人が死ぬ。自分はレバーを切り替えるか?」という問い。

5人が死ぬことを選択するか、1人が死ぬことを選択するか。

私ならレバーを切り替えません。
自分の作為で誰かの運命を変えるのがおこがましい気がするから。しかし、「レバーを切り替えない」という自分の不作為によって5人の命を奪ってしまうことが精神的に耐えられそうにないので、私自身も暴走トロッコに飛び込むかも…。

弱いなぁ(-_-;)
弱ってるなぁ(-_-;)

欧米などでは、「レバーを切り替える」方が多いそうですが、今回のたにやま哲学カフェに参加された方は「レバーを切り替えない」方が多かったです。

たにやま哲学カフェ

そして後半は、「トロッコが暴走していて、そのままだと5人が死ぬ(ここまでは同じ)。けれども、橋の上にいる太った人を自分が突き落とせば5人が助かるものの太った人は死ぬ。太った人を突き落とすか?」という問い。

レバーを切り替えない私が、太った人を突き落とすわけがない(苦笑)自分が死んでしまう5人の方に含まれていたとしても、「仕方がない。」と思います。自分の命をないがしろにしているのかなぁ。

2ヶ月に1回の悶々タイム。

普段の生活の中でも、「こうするのが正解!」と綺麗に分けられないことは数多くあります。だからこそ、他の人の発言を聞いて、自分で考えて、発言して・・・のくり返しは大切だと思います。

次回は12月にあるのかないのか…「たにやま哲学カフェ」でご確認ください。

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街を浸水から守る雨水施設@鹿児島市谷山中央

河頭浄水場”の次は、鹿児島市谷山中央にある”東清見第3雨水ポンプ場”。

東清見第3雨水ポンプ場鹿児島情報高校の中にあります。

東清見第3雨水ポンプ場非常用発電機の壁面に説明資料を拡大したものを貼って説明してくださいました。

東清見第3雨水ポンプ場説明を受けている私の足元には、

東清見第3雨水ポンプ場ピンボケしてしまいましたが、水路内のゴミを除去してポンプの吸い込み口を保護する”スクリーン”があります。

東清見第3雨水ポンプ場左手を見上げると、ゲートポンプや防塵機へ電力を供給し、操作・監視を行う”動力制御盤”。

東清見第3雨水ポンプ場その真下に、水門に雨水ポンプが付いた”ポンプゲート”。

東清見第3雨水ポンプ場覗き込むとこんな感じ。雨が降っていないときや通常の雨が降ったときは、この水路の扉は開いています。

水位計が設置されていて、潮位が上昇したときはポンプゲートが閉まり、ポンプで水路の水を永田川へ排水するそうです。こうやって谷山地区の浸水を防いでいるのですね。

東清見第3雨水ポンプ場設備概要図。

東清見第3雨水ポンプ場対岸の米良ひふ科クリニックの横には”桜川第1雨水ポンプ場”もあります。

現在住んでいるところから直線距離で約250mの場所ですが(歩くと回り道をするので6分程かかります)、直接見るのは初めてでした。

鹿児島市の公共下水道は、雨水と汚水を別々に排除する「分流式」を採用しています。道路や宅地に降った雨水を雨水管きょに集めて川や海に流すことで、街を浸水から守っています。

私たちが気づかないところで生活を支えてくれている施設は他にも数多くあります。施設はただ存在すればいいのではなく、適切に管理・運用していかねばなりません。

普段は直接的には感じられなくても、さまざまな方に支えられて生活しているのだなと改めて思うことでした。

この後は”南部処理場”と”下水汚泥堆肥化場”を視察。ブログに書くのは数日後になるかもしれません。しばしお待ちを。

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