2024年9月9日(月)に自民党市議団と公明党、10日(火)に立憲社民と市民連合の代表質疑がありました。
令和6年第3回定例会は30日(月)まで続きますが、ブログでは市民連合の代表質疑の一部を数回に分けて掲載していくつもりです。
今回は、市長の政治姿勢についての項目のうち、｢多機能複合型スタジアムと鹿児島サンロイヤルホテルの移転について｣です。
①知事の定例会見におけるスタジアムに関する発言をどう受け止めたか。
A：8月23日の知事の定例会見における発言については、鹿児島サンロイヤルホテルの移転先が決定するほか、地権者からの理解を得ること、などの課題を整理するという前提で、記者からの質問に応える形で、候補地としての可能性に触れられたものと考えております。
スタジアムの整備にあたりましては、これまでもオール鹿児島を前提とするとともに、候補地の選定段階から、県と一緒になって取り組んでいるところであり、現時点では、引き続き、あらゆる可能性を視野に入れて検討してまいりたいと考えております。
なお、鹿児島国際観光株式会社によりますと、同ホテル移転後の活用方針が、現時点において白紙とのことから、まずは同ホテルの移転の動向を見守るとともに、隣接地も含めた検討が必要であり、現在、様々な建物等も建っていることから、まずは地権者等の意向を丁寧かつ慎重に確認してまいりたいと考えており、候補地となり得るためには、地権者等から一定の理解が得られたうえで、その他の様々な課題を整理する必要があると考えております。
②今後の方針決定に向けたプロセスと取組は？
A：候補地の選定にあたっては、引き続き、課長級職員による協議を行い、本市の基本的な考え方である中心市街地との回遊性が期待できることや、面積、南北軸、交通アクセスなどの条件との整合のほか、地権者の意向や財源の確保に向けた可能性など、様々な要素についての調査・検討を行うとともに、議会の論議などを踏まえる中で、今後の方針を決定してまいりたいと考えております。
③県当局とはどのような協議を行ったか。今後、県当局とどのように向き合うか。
A：県とは、知事の定例会見後に、課長級職員による協議を行い、同ホテル敷地に関する基本的な情報や地権者の状況について、情報を共有したところでございます。
まずは、ホテルの移転先が決定することが前提となることから、県における議論についても情報交換を行うなど、連携を図ってまいりたいと考えております。
④北ふ頭への整備を断念後の整備候補地についての検討状況は？Jリーグが掲げるまちなかスタジアムとして検討に値する候補地は市域内のどこに何カ所あるのか。
A：北ふ頭での検討を断念して以降、新たな候補地の選定に向けましては、県市一緒に検討していくこととし、双方の課長級職員による協議を令和6年2月から、これまでに計6回実施しているほか、電話等での協議・情報交換も随時行っております。
候補地の選定につきましては、現時点においては、Jリーグが掲げるまちなかスタジアムの考え方にも沿った、本市の基本的な考え方や条件等を、県と共有の上、候補となり得る土地のリストアップ、選定方法などについて、県と一緒になって、調査・検討を進めてきているところであり、引き続き、候補地の選定を最優先に検討を進めてまいりたいと考えております。
⑤鹿児島サンロイヤルホテル跡地はJリーグが掲げるまちなかスタジアムに合致しているか？
A：まちなかスタジアムは、Jリーグの資料において、中心市街地活性化の新たな求心力になるものとして位置づけられているところであり、同ホテル敷地は、Jリーグの考え方に沿っているものと考えております。
⑥鹿児島サンロイヤルホテル跡地に整備する場合、不足する土地はどの程度か。路線価で求めると概算の合計でどの程度か。
A：お触れの土地につきましては、隣接地を含め、実際に整備可能であるかなど調査が必要であり、整備に必要な範囲が確定していないことなどから、現時点では、具体的な金額をお示しすることは困難なところでございます。
なお、令和6年分の国税庁財産評価基準書路線価図によりますと、同ホテルの敷地等における周辺の路線価につきましては、1平方メートル当たり、125,000円から185,000円と公表されております。
⑦スタジアム整備に向けた国庫補助制度は？検討状況は？
A：スタジアムの整備で活用可能な国庫補助制度につきましては、スポーツ庁の資料において、お触れの社会資本整備総合交付金や、都市構造再編集中支援事業などが紹介されているところでございますが、それぞれ補助要件等があることから、進捗状況を踏まえながら、関係各所への相談を行うなど、候補地の選定を進める中で、検討してまいりたいと考えております。
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質問は短くしましたが、答弁はそのまま掲載しています。
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